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J-GLOBAL ID：202202281795374372   整理番号：22A1016731

セメンタイトの方位解析に基づくパーライト鋼のラメラ曲率の三次元定量的評価

Three-dimensional Quantitative Evaluation of the Lamellar Curvature in Pearlitic Steel Based on an Orientation Analysis of Cementite

著者 (5件)： Kosaka Makoto (Nippon Steel) ,  Ushioda Kohsaku (Nippon Steel Research Institute) ,  Teshima Toshihiko (Nippon Steel) ,  Nishida Minoru (Kyushu University) ,  Hata Satoshi (Kyushu University)
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 62  号： 2  ページ： 299-306(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： パーライト鋼の三次元ラメラ曲率を定量的に評価するために,フェライトとセメンタイトの結晶学的方位回転を走査型電子顕微鏡と電子後方散乱回折を用いて分析した。0.92%C,0.30%Mn,0.20%Si,0.19%Crを含む過共析鋼では,一部のコロニーのフェライト-セメンタイト界面が,Pitsch-Petch方位関係で晶癖面を頻繁に観察するものとよく一致することが確認された。また,フェライト-セメンタイト界面近くのフェライトとセメンタイトは,Pitsch-Petch方位関係と晶癖面を維持するために同じ方位に向かって回転することを確認した。フェライト-セメンタイト界面が隣接セメンタイトの(010)面によってよく近似されるという確認に基づいて,ラメラは三次元異方性曲率を有することが明らかになった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *共析鋼 ,  過共析鋼 ,  セメンタイト ,  フェライト組織 ,  *結晶方位 ,  回転 ,  晶癖 ,  ラメラ
準シソーラス用語： *パーライト鋼 ,  結晶回転

著者キーワード (7件)： パーライト鋼 ,  ラメラ構造 ,  フェライト-セメンタイト界面 ,  結晶配向 ,  配向回転 ,  習慣面 ,  電子後方散乱回折

分類 (1件)： 金属の結晶構造  (BK06000V)

引用文献 (22件)：

• 1) T. Teshima, M. Kosaka, K. Ushioda, N. Koga and N. Nakada: Mater. Sci. Eng. A, 679 (2017), 223. https://doi.org/10.1016/j.msea.2016.10.018
• 2) Y. Yajima, N. Koga and C. Watanabe: Mater. Charact., 177 (2021), 111197. https://doi.org/10.1016/j.matchar.2021.111197
• 3) F. C. Frank and K. E. Puttick: Acta Metall., 4 (1956), 206.
• 4) B. L. Bramfitt and A. R. Marder: Metallography, 6 (1973), 483.
• 5) S. A. Hackney and G. J. Shiflet: Scr. Metall., 19 (1985), 757.

タイトルに関連する用語 (7件)： セメンタイト ,  方位 ,  解析 ,  パーライト鋼 ,  ラメラ ,  曲率 ,  定量的評価