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J-GLOBAL ID：202202281830616051   整理番号：22A0591753

新しい建設材料,コンクリート工,コンクリート構造 世界初,自己治癒コンクリートの大量製造 バジリスク

著者 (1件)： 劉宏涛 (會澤高圧コンクリート 技研)
資料名： 建設機械施工  (日本建設機械施工協会誌)
巻： 74  号： 2  ページ： 62-66  発行年： 2022年02月25日 
JST資料番号： G0118A  ISSN： 2187-851X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,コンクリート構造物の耐久性確保や長寿命化をメインとするサステナブルな技術の開発を目的とした,バクテリアの代謝活動でコンクリートのひび割れを自己治癒する技術の開発量産化に成功したことについて紹介するものである。本技術は,コンクリート製造時にBacillus属の特殊バクテリアと餌の元となるポリ乳酸で構成された自己治癒材を混入して,硬化後にコンクリートにひび割れが発生した時,雨などの水分によってバクテリアが餌を分解し析出した炭酸カルシウムで,最大幅1mmのひび割れを閉塞することができる。また,本技術のサステナビリティ効果を,社会的側面・経済的側面・環境的側面の3要素からも評価した。その結果,本技術による製品は,サステナブル社会の構築にインフラ・建築物の建設資材として大きく貢献できることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート ,  *亀裂 ,  *治癒 ,  機能材料 ,  大量生産 ,  桿菌属 ,  ポリ乳酸 ,  炭酸カルシウム ,  環境保全 ,  持続可能な開発 ,  寿命延長
準シソーラス用語： 自己治癒 ,  自己治癒材料

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (7件)：

• R. M. Mors, H. M. Jonkers Feasibility of Lactate derivative based agent as additive for concrete for regain of crack water tightness by bacterial metabolism (2016)
• Basilisk Self-healing concrete https://www.basiliskconcrete.com/en/
• 日経クロステック/日経コンストラクション「バクテリアが直す自己治癒コンクリート,世界初の量産技術を確立」(2020.11.25) https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00107/00137/
• 會澤高圧コンクリート(株)[Basilisk] https://www.aizawa-group.co.jp/
• JCI-TC075Bセメント系材料の自己修復性とその利用法研究専門委員会「セメント系材料の自己修復性とその利用法研究専門委員会報告書」(2008年)

タイトルに関連する用語 (6件)： 建設材料 ,  コンクリート ,  コンクリート構造 ,  世界 ,  自己治癒 ,  大量製造