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J-GLOBAL ID：202202283302680694   整理番号：22A1066733

CSMA/CAにおける受信電波強度に基づいた制御フレーム検知に関する物理層特性の実機評価

著者 (2件)： 吉廣卓哉 (和歌山大 システム工) ,  梅澤良斗 (和歌山大 大学院システム工学研究科)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2022  号： DPS-190  ページ： Vol.2022-DPS-190,No.10,1-7 (WEB ONLY)  発行年： 2022年03月03日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,CSMA/CAにおける隠れ端末,および晒し端末問題を解消するために,CSMA/CAのCTSおよびACKフレームの到達を,受信電波強度を観測するだけで通信フレームを復号することなく高精度に判定する手法の開発を行なっている.本手法を用いてCSMA/CAを改良する提案も行なっており,これにより大幅に通信性能を向上することが可能であることが,シミュレーション評価により確認されている.しかし,シミュレーションでは,簡単な確率モデルを用いて受信電波強度をモデル化した,ある程度理想化した前提における評価であり,物理層において本当に想定される性能が出ることは確認されていなかった.本稿では,ソフトウェア無線機とGNU Radioを用いて受信電波強度を用いたACKフレームの受信を試み,受信したと見做すしきい値と受信精度の関係を評価した.(著者抄録)

シソーラス用語： *多元接続通信 ,  *電界強度 ,  *信号フレーム ,  通信信号 ,  フロー制御【情報】 ,  データ転送 ,  データ通信 ,  *制御信号 ,  通信系モデル ,  通信装置 ,  通信ソフトウェア ,  プロトコル ,  通信制御
準シソーラス用語： ACK【信号】 ,  *CSMA-CA ,  MACプロトコル ,  RTS/CTS ,  ソフトウェア無線機 ,  *受信電波強度 ,  *物理層

分類 (1件)： 通信方式一般  (ND07010E)

引用文献 (11件)：

• V. Bharghavan, A. Demers, S.Shenker, and L. Zhang, “MACAW: A Media Access Protocol for Wireless LANs,” in Proc. ACM SIGCOMM ’94, pp.212-225, 1994.
• 梅澤良斗, 吉廣卓哉, “RSSIを用いた制御フレーム検知によるCSMA/CAの高効率化の一検討,” 情報処理学会研究報告, Vol.2020-MBL-94, 2020.
• J.L. Sobrinho, R. de Haan, J.M. Brazio, “Why RTS-CTS Is Not Your Ideal Wireless LAN Multiple Access Protocol,” In Proc WCNC ’05, 2005.
• K. Xu, M. Garla, and S. Bae, “Effectiveness of RTS/CTS Handshake in IEEE 802.11 Based Ad Hoc Networks,” Ad Hoc Networks, Vol.1 Issue.1, pp.107-123, 2003.
• M. Jainy et al., “Practical, Real-Time, Full Duplex Wireless,” In Proc. ACM MobiCom ’11, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： CSMA ,  Ca ,  電波強度 ,  物理層 ,  評価