組織レジリエンスと組織文化1

Sakikawa Takashi

文献

J-GLOBAL ID：202202283519800484 整理番号：22A1071041

組織レジリエンスと組織文化¹

Organizational Resilience and Organizational Culture¹

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資料名：
巻： 13 号： 2 ページ： 89-101(J-STAGE) 発行年： 2022年
JST資料番号： U1573A ISSN： 2434-124X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

組織のレジリエンスは,近年,研究者から多くの注目を集めている。組織とそのメンバーの両方は,自然災害や人工災害のようなますます増加する命を脅かす事象に対して脆弱になっている。このような事象を克服するには,組織のレジリエンスが必要である。この状況を背景として,有害事象の発生頻度の上昇に直面する組織におけるレジリエンスの重要性の高まりの中で,組織レジリエンスと組織文化の間の関係を調べた。レジリエンスとは,ショックから立ち直るエンティティ(個人,組織,および社会)の能力を意味する。組織レジリエンスは長期間にわたって組織に構築される。したがって,それはパス依存であり複製が困難である。また,それは潜在的で無形であり,その結果,組織が風化して生き残った後に,研究者は遡及的にしか認識できないかも知れない。人間の集合体の任意レベルでのレジリエンスは,回避,吸収,弾力性,学習,および若返りという複数モードから成ると概念化される。組織文化は,組織を持続可能で回復力のあるものにする上で研究者が果たす役割について議論しているので,組織レジリエンスに対する先行事項である可能性がある。組織文化の4つのタイプ,すなわち,階層,一族,市場,およびアドホクラシ,およびレジリエンスの複数モードの間の可能な関係を論じた。(翻訳著者抄録)

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経営工学一般

引用文献 (28件)：

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