抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:急性下痢(AD)を呈する全身性炎症反応症候群陽性(SIRS+)と陰性(SIRS-)蛹における好中球対リンパ球比(NLR)値を報告する。計算されたイヌ急性下痢重症度指数(CADSI)スコアがNLRと関連するかどうかを決定する。また,急性下痢を伴う蛹におけるNLRの予後的価値を調査する。DESIGN:後向き研究。SETTING:大学獣医教育病院。ANIMALS:合計85人の蛹(2~6か月),70人のADおよび15人の健康な対照(CON)。INTERVENTIONS:誰もなかった。結果:病院への入院時のADを有するイヌの完全血液計数分析の病歴,理学的検査所見,および完全な血液計数分析の結果を,医療記録から得た。ADのイヌの47はSIRS+であり,23はSIRSであった。ADの蛹のうち,11は治療開始後7日以内に死亡し,59は生存した。ADのイヌのNLR値は,CON群より統計学的に高かったが(P<0.001),白血球(WBC)数に関して2群間に差はなかった(P=0.791)。SIRS+(3.66)イヌのNLR中央値は,SIRS-(1.88)およびCON(1.35)群のイヌのNLR中央値より有意に高かった。ADのイヌのCADSIスコアとNLRの間に強い正の相関(ρ=0.740;P<0.001)が見られたが,WBCと疾患重症度の間の関係は有意ではなかった(ρ=-0.117;P=0.336)。ADのイヌの非生存に対する受信者動作特性曲線下面積は,NLRでは0.710(P=0.039),WBCでは0.773(P=0.008)であった。結論:病院入院時のNLRの評価は,疾患重症度の有用なマーカーであり,ADの蛹での予後的価値を有する可能性がある。これらの知見の意味を理解するためにさらなる研究が必要である。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】