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J-GLOBAL ID：202202284044580601   整理番号：22A1013278

軽元素を利用した磁性材料研究の新展開 永久磁石応用を目指したトポタクティック脱窒素法によるL1₀型FeNi規則合金の創製

Fabrication of L1₀-ordered FeNi Alloys with Topotactic Denitriding Method toward Application to Permanent Magnets

著者 (6件)： 伊藤啓太 (東北大 金属材料研) ,  伊藤啓太 (東北大 スピントロニクス学術連携研究教セ) ,  高梨弘毅 (東北大 金属材料研) ,  高梨弘毅 (東北大 スピントロニクス学術連携研究教セ) ,  高梨弘毅 (東北大 先端スピントロニクス研究開発セ) ,  藏裕彰 (デンソー 先端技研)
資料名： まぐね  (Magnetics Japan)
巻： 17  号： 2  ページ： 82-88  発行年： 2022年04月01日 
JST資料番号： L5842A  ISSN： 1880-7208  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,カーボンニュートラルの実現にむけた電気自動車の急速な普及に伴い,車載モータ用の永久磁石の開発が増え,需要が増加し,永久磁石用の次世代強磁性材料の開発が積極的に促進されてきた。永久磁石に用いる強磁性材料は,高い飽和磁化(M_s),大きい一軸磁気異方性エネルギー(K_u)および大きな保磁力を持つことが求められる。しかし,大きなK_uを有する大部分の強磁性材料は希土類または貴金属元素を含み,それ故に,持続可能な社会を達成するためには,それらを含まない強磁性材料を開発することが望ましい。その要求を満たすために,新しい永久磁石材料のための高いM_sと大きなK_u材料としてL1₀型規則化FeNi合金(L1₀-FeNi)に注目してきた。このトピックに関して,我々は,FeNiNへのトポタクチック脱硝法を用いて,L1₀-FeNi膜と粉末の合成に関する最近の進展を紹介し,永久磁石にL1₀-FeNiを利用する可能性を示したい。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *脱窒素 ,  *規則合金 ,  *永久磁石材料 ,  飽和磁化 ,  異方性磁場 ,  *鉄合金 ,  *ニッケル含有合金 ,  金属薄膜 ,  *磁性合金 ,  合金粉 ,  *磁性薄膜 ,  *強磁性体 ,  保磁力 ,  エネルギー ,  一軸磁気異方性 ,  永久磁石 ,  磁気ヒステリシス ,  貴金属 ,  希土類元素
準シソーラス用語： *トポタクティック脱窒素 ,  磁気異方性エネルギー

分類 (2件)： 磁性材料  (NA04040H) ,  用水の化学的処理  (SC02040E)

引用文献 (27件)：

• J. M. D. Coey: IEEE Trans. Magn. 47, 4671 (2011).
• K. Takanashi, M. Mizuguchi, T. Kojima, and T. Y. Tashiro: J. Phys. D: Appl. Phys. 50, 483002 (2017).
• L. Néel, J. Paulevé, R. Pauthenet, J. Laugier, and D. Dautreppe: J. Appl. Phys. 35, 873 (1964).
• J. Paulevé, A. Chamberod, K. Krebs, and A. Bourret: J. Appl. Phys. 39, 989 (1968).
• T. Nagata and M. Funaki: Mem. Natl. Inst. Polar Res. Spec. 46, 245 (1987).

タイトルに関連する用語 (9件)： 軽元素 ,  磁性材料 ,  研究 ,  展開 ,  永久磁石 ,  応用 ,  脱窒素 ,  規則合金 ,  創製