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J-GLOBAL ID:202202284115451517   整理番号:22A0660110

遺伝子治療:テイ・サックス病に対するAAV遺伝子治療

AAV gene therapy for Tay-Sachs disease
著者 (41件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 251-259  発行年: 2022年02月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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テイ・サックス病(TSD)は遺伝性の神経疾患で,ヘキソサミニダーゼA(HexA)の欠損によって引き起こされる。今回我々は,2人の乳児TSD患者でのアデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子治療の拡大アクセス(コンパッショネート)試験(IND18225)について報告する。この試験では,安全性を主要評価項目とし,副次評価項目は設定しなかった。患者TSD-001では,生後30か月時にAAVrh8-HEXAとAAVrh8-HEXBの等モル混合物の髄腔内投与を行い,総投与量[1×1014ベクターゲノム(vg)]の75%は大槽,25%は胸腰椎接合部に投与した。患者TSD-002では,生後7か月時に左右の視床(片側の視床当たり1.5×1012vg)と髄腔内注入(3.9×1013vg)を組み合わせて投与を行った。どちらの患者も免疫が抑制された。注入手順の耐容性は高く,これまでにベクターに関連する有害事象(AE)は認められていない。脳脊髄液(CSF)のHexA活性はベースラインから上昇し,どちらの患者でも安定状態が持続した。TSD-002では,注射後3か月までに髄鞘形成の進行を伴って疾患が安定化し,乳児TSDの自然歴から一時的に外れたが,治療後6か月の時点で疾患進行が明確になった。TSD-001は,治療前と同じ抗けいれん治療を受けていて,5歳の時点で発作はない状態が続いている。TSD-002は2歳で抗けいれん薬応答性の発作を起こした。この研究は,ヒトTSD患者のAAV遺伝子治療の初期安全性と概念実証データを示している。Copyright Nature Japan KK 2022
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分類 (5件):
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神経の基礎医学  ,  血液の基礎医学  ,  分子遺伝学一般  ,  免疫反応一般  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (3件):
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