文献

J-GLOBAL ID：202202284163099158   整理番号：22A0418912

システム数理の現状と展望 6.スパースモデリングの基礎とその動的システム同定への応用

Fundamentals of Sparse Modeling and Its Application to Dynamical System Identification

著者 (1件)： 永原正章 (北九州市大 環境技研)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 105  号： 2  ページ： 143-149  発行年： 2022年02月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,機械学習や信号処理の分野で近年盛んに研究されているスパースモデリングについて,その基礎と動的システムへの応用について解説する.特に本稿では回帰問題を題材として,従来法である正則化法を解説し,その展開としてスパース正則化の観点からスパースモデリングの基礎を解説する.また,l¹ノルムを用いた凸最適化問題を高速に解く近接勾配法,及びl⁰正則化を直接解く貪欲法のアルゴリズムを紹介し,多項式曲線フィッティングの例題によりそれらの特徴について述べる.更に,動的システムへの応用としてシステム同定の問題を取り上げ,スパースなインパルス応答の推定にスパースモデリングが利用できることを述べる.(著者抄録)

シソーラス用語： *モデリング ,  *スパース行列 ,  *動的系 ,  *システム同定 ,  数学モデル ,  信号処理 ,  回帰モデル ,  回帰分析 ,  正則化 ,  最適化問題 ,  凸形 ,  近似法 ,  インパルス応答
準シソーラス用語： *スパースモデリング ,  回帰解析 ,  数理モデル ,  *動的システム ,  凸最適化問題 ,  貪欲法

分類 (2件)： システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  システムモデル  (IB02000Z)

引用文献 (22件)：

• M. Honma, K. Akiyama, F. Tazaki, K. Kuramochi, S. Ikeda, K. Hada, and M. Uemura, ′′Imaging black holes with sparse modeling,′′ J. Phys., Conf. Ser., vol. 699, p. 012006, March 2016.
• 藤本晃司,田中利幸,′′スパースモデリングと医用MRI,′′応用数理,vol.25, no.1, pp.10-14, Mazch 2015.
• Y.C. Eldar and G. Kutyniok, Compressed Sensing : Theory and Applications, Cambridge University Press, 2012.
• M.Elad,スパースモデリング,共立出版,東京,2016.
• 川野秀一,松井秀俊,廣瀬 慧,スパース推定法による統計モデリング,共立出版,東京,2018.

タイトルに関連する用語 (7件)： 現状 ,  展望 ,  スパースモデリング ,  基礎 ,  動的システム ,  同定 ,  応用