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J-GLOBAL ID:202202284328092244   整理番号:22A1023531

エビ養殖のためのLactobacillus plantarum株の潜在的プロバイオティクス特性の評価:有益な機能から安全性評価まで【JST・京大機械翻訳】

Evaluation of Potential Probiotic Properties of a Strain of Lactobacillus plantarum for Shrimp Farming: From Beneficial Functions to Safety Assessment
著者 (21件):
資料名:
巻: 13  ページ: 854131  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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近年,プロバイオティクスの安全性は,微生物間の毒性因子(VFs)と抗生物質耐性遺伝子(ARGs)の可能な移動と広がりにより,ますます注目を集めている。W2と命名したLactobacillus plantarumの菌株の安全性を,本研究において表現型と遺伝子型で評価した。また,そのプロバイオティック特性を,in vivoおよびin vitroの両方で評価し,接着特性,抗菌特性,および太平洋白エビ,Penaeus vannameiの成長および免疫に対する有益な効果を含んだ。溶血試験,抗生物質耐性試験および全ゲノム配列解析は,W2には有意な毒性効果がなく,高い毒性因子を持たないことを示した。W2はクロラムフェニコール,クリンダマイシン,ゲンタマイシン,カナマイシン及びテトラサイクリンに感受性であり,アンピシリン及びエリスロマイシンに耐性であった。ほとんどのARGは移動リスクを持たず,少数は移動リスクを持つが,ヒト関連環境においては有意な濃縮はない。W2の自己凝集は82.6%であり,疎水性は81.0%であった。Vibrio parahaemolyticus(24.9%)による凝集率は,Vibrioの自己凝集率(17.8%)より有意に高かった。これは,W2が粘膜/腸表面への接着能を有し,腸炎ビブリオの接着を減弱できることを示唆した。さらに,1つのS層蛋白質,1つのコラーゲン結合蛋白質および9つの粘液結合蛋白質を含むいくつかの接着関連蛋白質遺伝子を,W2ゲノムにおいて同定した。W2は7つの水生病原性株に対して効率的に拮抗的活性を有した。拮抗成分分析は,活性抗菌物質が有機酸であることを示した。W2は,1×1010cfu/kgの生細胞を補充した場合,エビの成長を有意に促進することができた。7つの血清学的免疫指標のレベルおよび12の肝膵臓免疫関連遺伝子の発現レベルは上方制御され,V.parahaemolyticusに曝露されたエビの死亡率は有意に減少した。上記に基づいて,L.plantarum W2は,P.vannameiの成長能力,免疫能力および耐病性を強化するための潜在的プロバイオティクスとして安全に適用することができる。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物生理一般  ,  抗生物質の薬理一般  ,  発酵食品一般 
引用文献 (96件):
  • Archibald F. (2006). Lactobacillus plantarum, an organism not requiring Iron. FEMS Microbiol. Lett. 19 29-32. doi: 10.1111/j.1574-6968.1983.tb00504.x
  • Arena M. P., Silvain A., Normanno G., Grieco F., Drider D., Spano G., et al (2016). Use of Lactobacillus plantarum strains as a bio-control strategy against food-borne pathogenic microorganisms. Front. Microbiol. 7:464. doi: 10.3389/fmicb.2016.00464
  • Bao Y., Zhang Y., Zhang Y., Liu Y., Wang S., Dong X., et al (2010). Screening of potential probiotic properties of Lactobacillus fermentum isolated from traditional dairy products. Food Control 21 695-701. doi: 10.1016/j.foodcont.2009.10.010
  • Bath K., Roos S., Wall T., Jonsson H. (2005). The cell surface of Lactobacillus reuteri ATCC 55730 highlighted by identification of 126 extracellular proteins from the genome sequence. FEMS Microbiol. Lett. 253 75-82. doi: 10.1016/j.femsle.2005.09.042
  • Beck B. R., Kim D., Jeon J., Lee S.-M., Kim H. K., Kim O.-J., et al (2015). The effects of combined dietary probiotics Lactococcus lactis BFE920 and Lactobacillus plantarum FGL0001 on innate immunity and disease resistance in olive flounder (Paralichthys olivaceus). Fish Shellfish Immunol. 42 177-183. doi: 10.1016/j.fsi.2014.10.035
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