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J-GLOBAL ID：202202284418329738   整理番号：22A1009557

OAMモード多重伝送における多重UCAを用いた軸ずれ補償の検討

Study on compensation for axis misalignment of UCA with multiple UCAs

著者 (5件)： 櫻谷信彦 (北大 大学院情報科学院/研究院) ,  西村寿彦 (北大 大学院情報科学院/研究院) ,  大鐘武雄 (北大 大学院情報科学院/研究院) ,  旦代智哉 (東芝 研究開発セ ワイヤレスラボラトリー) ,  内田大輔 (東芝 研究開発セ ワイヤレスラボラトリー)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 121  号： 327(IT2021 28-82)  ページ： 270-275 (WEB ONLY)  発行年： 2022年01月13日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,無線デバイスの増加によりモバイルデータトラフィックが爆発的に増加している.それに伴い,フロントホールやバックホールにおいても大容量化が求められている.その解決策として,軌道角運動量(OAM)を用いた空間多重伝送がの検討が進められている.そのOAM多重を実現する手法の一つに,等間隔円アレー(UCA)を用いたものがある.送受信側にUCAを設置した際に,設置誤差がある場合,急激に特性が劣化することが知られている.本稿では,UCAが平行にずれた場合と,送信側でUCAの面が傾いている場合に起こる特性劣化を,送信機側で複数のUCAを使用して最大比送信することによって補償を試みた.具体的には,すべてのUCAの各モードの複素振幅を調整することにより,受信電力を増加させ,特性劣化を補償する.また,送信側の素子数を固定して二重UCAもしくは単一UCAを用いた場合の特性を比較し,特性差や設置誤差に対する耐性を確認した.その結果,二重UCAを用いることで,単一UCAに比べてずれ耐性を高めることができた.(著者抄録)

シソーラス用語： 移動通信 ,  *無線伝送 ,  *信号多重化 ,  角運動量 ,  多モード ,  *アレイアンテナ ,  円形 ,  補償 ,  通信制御 ,  スループット ,  不整合 ,  固定局 ,  EHF【周波数】 ,  電波ビーム
準シソーラス用語： 5G ,  モード分割多重 ,  位置ずれ ,  軌道角運動量 ,  *空間多重 ,  固定通信

分類 (1件)： マイクロ波・ミリ波通信  (ND08020W)

引用文献 (7件)：

• Z. Pi, J. Choi, and R. Heath, “Millimeter-wave gigabit broadband evolution toward 5G: fixed access and backhaul,” IEEE Commun. Mag., vol. 54, no. 4, pp. 138-144, Apr. 2016.
• L. Allen, M. W. Beijersbergen, R. J. C. Spreeuw, and J. P. Woerdman, “Orbital angular momentum of light and the transformation of Laguerre-Gaussian laser modes,” Phys. Rev. A, vol. 45, no. 11, pp. 8185-8189, June 1992.
• 荒木純道, 李斗煥, “空間多重化としての OAM 伝送,” 信学誌, vol. 100, no. 8, pp. 854-858, Aug. 2017.
• K. A. Opare, Y. Kuang, J. J. Kponyo, K. S. Nwizege, and Z. Enzhan, “Mode combination in an ideal wireless OAM-MIMO multiplexing system,” IEEE Wireless Commun. Lett., vol. 4, no. 4, pp. 449-452, Aug. 2015.
• H. Sasaki, D. Lee, H. Fukumoto, Y. Yagi, T. Kaho, H. Shiba, and T. Shimizu, “Experiment on over-100-Gbps wireless transmission with OAM-MIMO multiplexing system in 28-GHz band,” Proc. IEEE GLOBECOM 2018, Dec. 2018.

タイトルに関連する用語 (4件)： OAM ,  多重 ,  軸ずれ ,  補償