文献

J-GLOBAL ID：202202284617431035   整理番号：22A1176237

睡眠は時間尺度が変化する時間規則性の抽出を促進する【JST・京大機械翻訳】

Sleep Facilitates Extraction of Temporal Regularities With Varying Timescales

著者 (2件)： Lerner Itamar (Department of Psychology, The University of Texas at San Antonio, San Antonio, TX, United States) ,  Gluck Mark A. (Center of Molecular and Behavioral Neuroscience, Rutgers University, Newark, NJ, United States)
資料名： Frontiers in Behavioral Neuroscience (Web)  (Frontiers in Behavioral Neuroscience (Web))
巻： 16  ページ： 847083  発行年： 2022年 
JST資料番号： U7035A  ISSN： 1662-5153  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 証拠は,記憶強化が,既存の記憶の強化を通して,そして,それらの記憶に組み込まれた規則性を抽出することによって,睡眠によって促進されることを示唆する。著者らは以前に,1つの睡眠段階,Slow-Wave睡眠(SWS)が時間的規則性の抽出に特に関与することを観察した。著者らは,この属性がSWSの間に海馬に発生することが知られている時間圧縮記憶再生から自然に茎を形成できることを示唆した。この「時間的足場」仮説から来る予測は,規則性を構成する事象間の時間ギャップが短い時,睡眠が時間的規則性の抽出に特に影響するということである。本研究では,この予測を試験した。83名の参加者が,様々な時間ギャップの隠れ時間規則性を埋め込んだ認知タスクを実施した。これらの規則性を検出することは,性能を著しく改良することができた。参加者は,覚醒または睡眠のいずれかで満たされた間隔を有する2つのセッションでタスクを実施した。睡眠は,全ての時間ギャップにわたって性能を改善し,ギャップが長いほど,睡眠と後流の両方の改善が小さくなることを見出した。睡眠とギャップサイズ間の相互作用は観察されなかった。しかしながら,睡眠参加者とは異なり,覚醒参加者は,間隔後の長いギャップに対する更なる性能改善を示さなかった。さらに,すべての参加者にわたって,長いギャップに対する性能は,規則性に対する意識の発達と関連していた。これらの結果を時間的足場仮説の観点から考察し,関与する機構をさらに解明する今後の方向性を示唆した。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 伴流 ,  *時間 ,  相互作用 ,  パターン認識 ,  *睡眠 ,  海馬 ,  *規則度 ,  時間圧伸 ,  記憶 ,  間隔 ,  覚醒
準シソーラス用語： 睡眠相 ,  *周期性 ,  認知課題 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 睡眠 ,  記憶統合 ,  規則性の抽出 ,  洞察 ,  時間的足場 ,  パターン認識

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

引用文献 (26件)：

• August D. A., Levy W. B. (1999). Temporal sequence compression by an integrate-and-fire model of hippocampal area CA3. J. Comput. Neurosci. 6 71-90. doi: 10.1023/a:1008861001091
• Berry R. B., Wagner M. H. (2015). Sleep Medicine Pearls, 3rd Edn. Philadelphia: Elsevier Saunders. doi: 10.1023/a:1008861001091
• Dang L., Larson S. P., Gluck M. A., Petok J. R. (2020). Age-related decline in learning deterministic judgment-based sequences. J. Gerontol. B 75 961-969. doi: 10.1093/geronb/gby100
• Djonlagic I., Rosenfeld A., Shohamy D., Myers C., Gluck M., Stickgold R. (2009). Sleep enhances category learning. Learn. Mem. 16 751-755. doi: 10.1101/lm.1634509
• Durrant S. J., Cairney S. A., Lewis P. A. (2013). Overnight consolidation aids the transfer of statistical knowledge from the medial temporal lobe to the striatum. Cerebr. Cortex 23 2467-2478. doi: 10.1093/cercor/bhs244

タイトルに関連する用語 (4件)： 睡眠 ,  時間尺度 ,  時間規則性 ,  促進