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J-GLOBAL ID：202202286788109686   整理番号：22A0756164

スペイン:風力を主軸とした脱炭素化の取組み

著者 (1件)： 内田瑞子 (スペイン大使館)
資料名： 風力エネルギー  (日本風力エネルギー学会論文集)
巻： 45  号： 4  ページ： 673-679  発行年： 2022年02月 
JST資料番号： X0310A  ISSN： 0387-6217  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・スペインのエネルギー事情は,日本と類似し,隣国からの融通量は総電力需要の5%程度,エネルギー自給率も27.5%と非常に低く,石油はほぼ100%輸入。
・更に洋上風力でも欧州バルト海や北海のような遠浅地域がスペインには無く,着床式の適地が少ない点も日本と類似。
・スペインでは既に,電力小売の自由化,卸売市場の開設,発送電分離を2000年代に終了し,発電・小売部門は全て自由化し,送電系統会社の独立性・中立性・透明性も法律で明文化。
・2020年末現在,陸上風力発電の設備容量は世界全体で734GW,そのうち約30%は欧州市場(220GW)が占め,スペインの設備容量は27.5GWで,ドイツに次ぎ欧州第2位の風力導入国。
・スペイン国内には周辺機器・サービスも含め計700社ほどの風力関連企業が強固な風力産業サプライチェーンを構築し,国内外への重要な供給拠点。
・今後のマイルストーンとしては,2030年までに60GWの設備容量を上積みし,電源に占める再エネ比率74%達成。

シソーラス用語： *スペイン ,  風力 ,  *環境保全 ,  日本 ,  比率 ,  ウインドファーム ,  *風力発電 ,  規制緩和 ,  ヨーロッパ ,  資材供給 ,  *再生エネルギー ,  *容量 ,  生産能力
準シソーラス用語： *脱炭素化 ,  着床式洋上風力発電 ,  電力小売り自由化 ,  発送電分離 ,  洋上風力発電

分類 (1件)： エネルギー政策・エネルギー制度  (LA01040K)

タイトルに関連する用語 (4件)： スペイン ,  風力 ,  主軸 ,  脱炭素化