文献

J-GLOBAL ID：202202288219748739   整理番号：22A0656610

モリブデン酸ナトリウムフラックスによるランタン鉄酸化物結晶の育成

Growth of Lanthanum Iron Oxide Crystals from a Sodium Molybdate Flux

著者 (3件)： 我田元 (明治大 理工) ,  西脇淳平 (明治大 理工) ,  石渡莉奈 (明治大 理工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 29  号： 417  ページ： 73-78  発行年： 2022年03月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ペロブスカイト型構造のランタン鉄酸化鉄(LaFeO₃)をNa₂MoO₄フラックスで調製した。切頂八面体形状のLaFeO₃結晶を,不純物相なしで900°Cと1000°Cで成長させた。生成物の平均結晶サイズは,900°Cと1000°Cで0.37μmと0.89μmであり,保持温度の上昇がより大きな結晶を成長させるのに効果的であることが分かった。900°Cでの急冷は,結晶の形状やサイズにほとんど影響を与えなかった。各条件での加熱中にフラックスの蒸発はほとんどなかった。これらの結果より,原材料とLaFeO₃のフラックスへの溶解度は,これらの温度ではそれほど高くなく,フラックスは主に結晶の成長界面での原子とイオンの拡散を促進することが分かった。溶質濃度の変化により種々の不純物相に加えて,主相としてLaFeO₃を生成した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *鉄化合物 ,  *酸化物 ,  固体酸化物燃料電池 ,  電極材料 ,  ナトリウム化合物 ,  モリブデン酸塩 ,  融剤 ,  *固相合成 ,  フラックス法 ,  X線回折分析 ,  焼成 ,  温度依存性 ,  保持時間 ,  時間依存性 ,  *ランタン化合物
準シソーラス用語： モリブデン酸ナトリウム ,  *ランタン鉄酸化物 ,  不純物相

分類 (1件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

引用文献 (15件)：

• S. M. Selbach, J. R. Tolchard, A. Fossdal, T. Grande, J. Solid State Chem., 196, 249-254 (2012).
• F. Shen, K. Lu, Intl. J. Hydrogen Ener., 40, 16457-16465 (2015).
• J. Yang, R. Hu, W. Meng, Y. Du, Chem. Commun., 52, 2620-2623 (2016).
• Y. Huang, J. Liu, D. Cao, Z. Liu, K. Ren, K. Liu, A. Tang, Z. Wang, L. Li, S. Qu, Z. Wang, Intl. J. Hydrogen Ener., 44, 13242-13252 (2019).
• Q. Peng, J. Wang, Y. W. Wen, B. Shan, R. Chen, RSC Adv., 6, 26192-26198 (2016).

タイトルに関連する用語 (5件)： モリブデン酸ナトリウム ,  フラックス ,  ランタン ,  鉄酸化物 ,  結晶