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J-GLOBAL ID：202202289023811931   整理番号：22A0367255

水制工を用いた動的安定状態の交互砂州の形成に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY ON FORMATION OF DYNAMIC STABLE ALTERNATE BAR USING SPUR DIKES.

著者 (3件)： 中村創 (大日本コンサルタント(株) インフラ技術研究所 事業開発部 川づくり事業室) ,  竹林洋史 (京都大学防災研究所) ,  橋本健一 (大日本コンサルタント(株) インフラ技術研究所 事業開発部 川づくり事業室)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_1213-I_1218(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直線河道において水制工を用いて伝播しない交互砂州を形成させ,流砂が存在するとともに瀬と淵が形成され,形状が時間的に大きく変化しない水理条件について,移動床の水理模型実験で検討した.直線河道における交互砂州は洪水時に下流に伝播するが,本研究では,水制工で流れの方向を変えることにより湾曲部の流れに近い流れを形成し,伝播しない砂州の形成を試みた.実験では,4基の水制工からなる水制群の各水制工の形状・配置等を検討し,実験ケースを設定した.その結果,水制長が水路幅の10%程度で下流に向かって徐々に長くなる水制群を使用した場合,伝播しない交互砂州が発生した.しかし,砂州上で流砂は確認されなかった.一方,砂州非発生の水理条件では水路全体で流砂が発生するとともに,伝播しない交互砂州が形成された.(著者抄録)

シソーラス用語： *水制 ,  *交互砂州 ,  動的安定性 ,  *水理模型試験 ,  河道 ,  浅瀬 ,  河川流 ,  移動床 ,  湾曲流 ,  形態 ,  *配置設計 ,  幅 ,  漂砂
準シソーラス用語： 淵

著者キーワード (5件)： spur dike ,  alternate bar ,  flume experiments ,  dynamic stability ,  straight channels

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (6件)：

• 1) 竹林洋史:河川工学,コロナ社,pp. 59-60. 2014.
• 2) 木下良作 ・三輪式:砂レキ堆の位置が安定化する流路形状,新砂防,94,1974.
• 3) 黒木幹男・岸力:中規模河床形態の領域区分に関する理論的研究,土木学会論文報告集,第342号,pp. 87-96,,1984.
• 4) 黒木幹男・岸力:沖積地河道の河床形態・流れの形態の形成領域区分,北大工學部研究報告,118,47-58,,1984.
• 5) 三輪弌:最適な河道蛇行法線計画-砂礫堆形成と水流蛇行を活かした計画-,三輪河川事務所,pp. 6-7,2019

タイトルに関連する用語 (4件)： 水制 ,  安定状態 ,  交互砂州 ,  実験的研究