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J-GLOBAL ID：202202289156677309   整理番号：22A0881961

2018~2019年豊後水道長期的SSEのすべりの時空間分布の推定

著者 (3件)： 吉岡祥一 (神戸大 都市安全研究セ) ,  吉岡祥一 (神戸大 大学院理学研究科) ,  瀬下幸成 (神戸大 大学院理学研究科)
資料名： 東濃地震科学研究所報告  (Report of Tono Research Institute of Earthquake Science)
号： 47  ページ： 85-102  発行年： 2022年03月 
JST資料番号： L5726A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・長期的スロースリップイベント(L-SSE)から2つのサブイベントを抽出し,インバージョン法を用いてすべりの時空間分布を推定。
・すべりがプレート収束方向を向き,空間分布と時間変化が滑らかという先験的情報を使用。
・2018.3年には豊後水道南西側において,2019.4年には豊後水道中央部においてサブイベントを確認。
・それぞれの総すべり量,モーメント解放量,Mw,最大すべり速度を算出。
・2つ目のサブイベント終了後,すべりが継続していた可能性を確認。
・過去のL-SSEと発生位置が似ているが,短い発生間隔と2つ目の後半にすべりが北東-南西方向に拡大した点は相異。
・総すべり量と最大すべり速度が大きくなっており,発生間隔が延びたこととの関係を示唆。

シソーラス用語： *スロー地震 ,  *プレート運動 ,  *沈み込み帯 ,  プレート境界 ,  空間分布 ,  経時変化 ,  GNSS ,  滑り面 ,  滑り ,  地殻変動 ,  プレート間地震 ,  長周期地震動 ,  海峡 ,  状態推定
準シソーラス用語： 滑り分布 ,  時空間分布 ,  豊後水道

分類 (1件)： 地震活動  (DC03030L)

引用文献 (21件)：

• Akaike, H. Likelihood and Bayes procedure. in Bayesian Statistic. eds Bernardo, J.M., DeGroot, M.H., Lindley, F.V. & Smith, A.F.M., University Press. 143-166 (1980).
• Baba, T., Tanioka, Y., Cummins, P.R. & Uhira, K. The slip distribution of the 1946 Nankai earthquake estimated from tsunami inversion using a new plate model. Phys. Earth planet. Inter. 132, 59-73 (2002).
• DeMets, C., Gordon, R. G. & Argus, D. F. Geologically current plate motions. Geophys. J. Int. 181, 1-80 (2010).
• Hirose, F., Nakajima, J. & Hasegawa, A. Three-dimensional seismic velocity structure and configuration of the Philippine Sea slab in southwestern Japan estimated by double-difference tomography. J. Geophys. Res. 113, B09315 (2008).
• Hirose, H., Hirahara, K., Kimata, F., Fujii, N. & Miyazaki, S. A slow thrust slip event following the two 1996 Hyuganada earthquakes beneath the Bungo Channel, southwest Japan. Geophys. Res. Lett. 26, 3237-3240 (1999).

タイトルに関連する用語 (5件)： 豊後水道 ,  長期的 ,  すべり ,  時空間分布 ,  推定