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J-GLOBAL ID：202202289297633241   整理番号：22A1007887

定置網漁業の自動魚群誘導システムの性能実験とシミュレーション

Experiments and motion analysis for automated fish guiding system in set net fishery

著者 (4件)： 古市大剛 (東大 大学院工学系研究科) ,  LI Qiao (東大 生産技研) ,  水上洋一 (東大 生産技研) ,  北澤大輔 (東大 生産技研)
資料名： 海洋工学シンポジウム(CD-ROM)  (Ocean Engineering Symposium (CD-ROM))
巻： 29th  ページ： ROMBUNNO.OES29-046 (COPY NOT AVAILABLE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： S0108B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 定置網漁業は箱網に集められた魚を捕えるために多くの作業者を必要とする。早朝でのこの収集作業は危険でもある。本作業に必要な人力を低減するために,可撓性のホース網を用いた魚群誘導システムを提案した。可撓性のホース網を箱網に設置した。空気はホース網の片側から供給され,徐々にそれを上げて,魚を他の側へ誘導する。ホース網の構造は魚を効率的に誘導するために重要である。したがって水槽と現場実験,および二次元数値解析を行い,この提案システムの性能を把握した。その結果,ホース網はそれぞれ安定して浮かせるため,ならびにホース網と箱網間の干渉を避けるために,追加のホースと垂直なロープを用いることによって,浮かべたり沈めたりすることが可能になった。魚は現場試験から箱網の隅にうまく誘導することができた。二次元動作解析モデルを構築した。ホース網の動きはほぼ再現され,空気がホース網に注入された場合の曲げ剛性の影響は大きくはなかった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *漁業 ,  *魚群 ,  *誘導 ,  省力化
準シソーラス用語： *自動魚群誘導システム ,  *定置網漁業

分類 (2件)： 漁獲法  (FH03030C) ,  漁労装置,漁具  (FH03040N)

引用文献 (6件)：

• 農林水産省:令和2年漁業・養殖業生産統計,2021
• 老月哲:定置網の網起し方式,ていち,106,49-56,2004
• 高山伊太郎,三浦定之助,平山繁,川合角也:定置網浮揚試験,水産試験場報告,No.2,Papers No. 13-23,1931
• 深堀一夫,柏谷勝,西ノ首英之:自動定置網の開発について,長崎大学水産学部研究報告,64,45-51,1988
• 細川貴志:定置網漁業の操業支援システムの実証研究について,海洋水産エンジニアリング,129,64-70, 2016

タイトルに関連する用語 (4件)： 定置網漁業 ,  誘導システム ,  実験 ,  シミュレーション