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J-GLOBAL ID:202202289464908164   整理番号:22A1176551

肝細胞癌における予後層別分析のためのDNA損傷応答と修復関連遺伝子ペアシグネチャーの同定【JST・京大機械翻訳】

Identification of a DNA Damage Response and Repair-Related Gene-Pair Signature for Prognosis Stratification Analysis in Hepatocellular Carcinoma
著者 (7件):
資料名:
巻: 13  ページ: 857060  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7091A  ISSN: 1663-9812  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:現在,肝細胞癌(HCC)死亡率と再発の原因は高レベルで残っているが,5年生存率はまだ非常に低い。DNA損傷応答および修復(DDR)経路は,腫瘍発生および治療応答に影響することにより,HCC患者の生存に影響を及ぼす可能性がある。予後DDR関連遺伝子シグネチャを同定し,患者の転帰を予測する必要がある。方法:レベル3のmRNA発現と臨床情報を,TCGAウェブサイトから抽出した。GSE14520データセット,ICGC-LIRIデータセット,および中国のHCCコホートを検証セットとして用いた。単変量Cox回帰分析とLASSO-ペナルティ化Cox回帰分析を行い,DDR関連遺伝子対(DRGP)シグネチャを構築した。Kaplan-Meier生存曲線および時間依存受信者動作特性(ROC)分析曲線を計算し,この予後モデルの予測能力を決定した。次に,予後ノモグラムを,臨床管理を助けるために確立した。いくつかの濃縮分析を行うことで,HRiskとLRisk間の生物学的過程の違いを調べた。TIDEアルゴリズムとRパッケージ「pRRophetic」を適用して,免疫療法と化学療法応答を推定した。結果:23DDR関連遺伝子対に基づく予後シグネチャを構築した。訓練データセットの患者は,中央カットオフでHRisk群とLRisk群に分けられた。HRisk群はLRisk群よりOSが有意に不良であり,署名はHCCにおける独立した予後指標であった。さらに,TNM段階と組み合わせたリスクスコアのノモグラムを構築し,検量線と決定曲線によって検出した。LRisk群はHBV癌蛋白質および代謝経路のより高い発現と関連していたが,DDR関連経路および細胞周期プロセスはHRisk群で豊富であった。さらに,LRisk群の患者は免疫療法からより有益である可能性がある。また,TP53遺伝子はHRisk群で高頻度に変異した。HCCで一般的に使用される化学療法薬に関しては,HRisk群は5-フルオロウラシルに高度に感受性であったが,LRisk群はゲフィチニブとゲムシタビンに対して有意に高い応答を示した。結論:全体として,HCC患者の生存転帰と臨床治療の予測を助けるために,新規DDR関連遺伝子対シグネチャとノモグラムを開発した。また,HCCにおける異なるDDRパターンの根底にある機構を理解するのに役立つ。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝的変異  ,  消化器の腫よう  ,  腫ようの診断 
引用文献 (60件):
  • Al-HroutA., ChaiboonchoeA., KhraiweshB., MuraliC., BaigB., El-AwadyR., et al (2018). Safranal Induces DNA Double-Strand Breakage and Er-Stress-Mediated Cell Death in Hepatocellular Carcinoma Cells. Sci. Rep. 8, 16951. doi: 10.1038/s41598-018-34855-0
  • AprelikovaO., XiongY., LiuE. T. (1995). Both p16 and P21 Families of Cyclin-dependent Kinase (CDK) Inhibitors Block the Phosphorylation of Cyclin-dependent Kinases by the CDK-Activating Kinase. J. Biol. Chem. 270, 18195-18197. doi: 10.1074/jbc.270.31.18195
  • BeckerS. A., LeeT. H., ButelJ. S., SlagleB. L. (1998). Hepatitis B Virus X Protein Interferes with Cellular DNA Repair. J. Virol. 72, 266-272. doi: 10.1128/JVI.72.1.266-272.1998
  • BeroukhimR., MermelC. H., PorterD., WeiG., RaychaudhuriS., DonovanJ., et al (2010). The Landscape of Somatic Copy-Number Alteration across Human Cancers. Nature 463, 899-905. doi: 10.1038/nature08822
  • CalderaroJ., CouchyG., ImbeaudS., AmaddeoG., LetouzéE., BlancJ. F., et al (2017). Histological Subtypes of Hepatocellular Carcinoma Are Related to Gene Mutations and Molecular Tumour Classification. J. Hepatol. 67, 727-738. doi: 10.1016/j.jhep.2017.05.014
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