抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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JX NOEX(JX日本石油&ガス探鉱社)は,世界中のプロジェクトを通して,炭素捕獲,利用,貯蔵(CCUS)並びにガスEORに関する専門知識を蓄積してきた。ペトラ・ノヴァCCUSプロジェクトは,2014年7月に認可され,CO<sub>2</sub>捕獲と注入システムは2016年12月に完了し,2017年2月にEOR産油が続いた。ベトナム沖合15-2ブロック内のRang Dongフィールドでの炭化水素ガス増加石油回収(HCG-EOR)は,石油回収を最大化するために2008年から調査が開始された。フィージビリティ研究,パイロット試験および設備据付の後,HCG-EOR全現場規模のプロジェクトは2014年10月に開始された。両プロジェクトにおけるガスEOR運転の実施後に,3つの共通の問題が生じた;1)砂生産,2)ガス破過による背圧増加3)注入性低下。そして,これらの課題を管理して,安定した油生産を維持するために,いくつかの対策が実施された。本論文は,CCUSの実際の運用及びHCG-EOR全フィールドスケールから学んだ教訓の概要並びに,更なる生産最適化のためのアプローチを提示している。(翻訳著者抄録)