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J-GLOBAL ID:202202290030640467   整理番号:22A0668050

流動場における繊維状結晶核形成剤を含むイソタクチックポリプロピレンの結晶化挙動

Crystallization behavior of isotactic polypropylene containing a fibrous nucleating agent in a flow field
著者 (7件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 367-375  発行年: 2022年03月 
JST資料番号: F0612A  ISSN: 0032-3896  CODEN: POLJB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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平行板剪断装置を備えた偏光光学顕微鏡を用いて,流動場における繊維状結晶核形成剤を含むイソタクチックポリプロピレンの結晶化挙動を調べた。繊維結晶核形成剤の添加は結晶化速度を大きく増強したが,結晶核形成剤なしのイソタクチックポリプロピレン結晶化は,高い剪断速度での剪断流への曝露後に増強された。結晶核形成剤を有する試料は,低い剪断速度でさえ,剪断流の後,流れ方向に対して高い分子配向を示した。これは,繊維状結晶核形成剤がシシとして作用する擬シシカバブ構造の形成に起因した。さらに,球晶形態のない高レベルの分子配向が光散乱の減少の原因となり,良好な透明性をもたらした。繊維状結晶核形成剤(MDBS)の添加は,加速結晶化速度を有するPPの結晶化温度を著しく強化し,それは,適用した剪断流によってほとんど影響を受けなかった。純粋なPPの場合,高速結晶化は,高い剪断速度での歴史後にのみ検出された。さらに,剪断履歴は,特にMDBSを有するサンプルに対して,PPの分子鎖配向を大きく強化し,良好な透明性をもたらした。Copyright The Author(s), under exclusive licence to The Society of Polymer Science, Japan 2022 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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高分子固体の構造と形態学  ,  ポリオレフィン 
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