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J-GLOBAL ID：202202290199059395   整理番号：22A1077799

聴取点の移動を表現するバイノーラルレンダリングに関する検討

Study on a binaural rendering reproducing the movement of a listening point.

著者 (3件)： 伊藤敦郎 (NHK) ,  佐々木陽 (NHK) ,  松井健太郎 (NHK)
資料名： 日本音響学会研究発表会講演論文集(CD-ROM)  (日本音響学会講演論文集(CD-ROM))
巻： 2022  号： 春季  ページ： ROMBUNNO.2-1Q-5  発行年： 2022年02月23日 
JST資料番号： G0381C  ISSN： 1880-7658  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,球ハンケルの加法定理を導入することで時間サンプルごとの頭部伝達関数(HRIR)への変換を回避。
・球面調和領域のままで聴取点の移動を表現するバイノーラルレンダリング法について検討。
・剛体球をモデルとした計算機シミュレーションの結果,特定の周波数の正弦波においては所望信号の良好な再現が可能。
・一方で,低域での再現誤差が顕著に表れることを確認。
・今後の検討として,球面調和展開の再展開における適切な展開次数設定について検証。
・併せて,実測したHRTFを用いたバイノーラル信号の再現精度の検証を実施予定。

シソーラス用語： *レンダリング ,  伝達関数 ,  剛体球 ,  計算機シミュレーション ,  正弦波 ,  球面調和関数
準シソーラス用語： *バイノーラル音響 ,  頭部伝達関数

分類 (2件)： 音響信号処理  (BB03050C) ,  音声処理  (JE05000E)

引用文献 (7件)：

• M. J. Evans et al., J. Acoust. Soc. Am., 104(4), pp.2400-2411, 1998.
• D. N. Zotkin et al., Proc. WASPAA, pp.257-260, 2009.
• P. A. Martin, Multiple Scattering: Interaction of Time-Harmonic Waves with N obstacles, Cambridge university press, 2006.
• 佐々木 他, 音講論(秋), pp.187-190, 2021.
• 佐々木 他, 音講論(春), pp.333-336, 2021.

タイトルに関連する用語 (2件)： 聴取 ,  表現