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J-GLOBAL ID:202202290621278759   整理番号:22A0198434

層状無機化合物を用いた自己修復材料

Self-healable Materials Utilizing Layered Inorganic Compounds
著者 (1件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 24-30  発行年: 2022年01月31日 
JST資料番号: S0871A  ISSN: 0285-3787  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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最近,自己修復材料は,周りの材料を長期間にわたって使用可能にするため,様々な分野から多くの注目を集めている。本報告では,筆者らが最近報告した自己修復ヒドロゲル材料を紹介した。著者らが開発した自己修復ヒドロゲルは,層状無機化合物のインターカレーション特性により形成した。マイカ,層状複水酸化物,および他の層状無機化合物は,それらの層間のカチオン,アニオン,および分子を捕捉できる。これらの特性は「インターカレーション」と呼ばれる。マイカのインターカレーション特性を用いて自己修復材料を調製した。側鎖としてカチオン置換基を有する合成高分子を水中でマイカと混合した。その後,層状無機化合物とカチオン性高分子鎖間のインターカレーションによる高分子の架橋により,試料はヒドロゲルを形成した。形成したヒドロゲルは,高分子間の架橋剤に利用されるインターカレーションが可逆的であるので,自己修復特性を示した。ヒドロゲルが2つの部分に切断されたとしても,切断片は互いに接触することによって再び元の1つのヒドロゲルを形成した。本稿で紹介した自己修復材料と他の研究者によって報告された他の様々な自己修復材料は,高機能性と長寿命の両方を備えた材料の創製に役立つであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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防食 
物質索引 (1件):
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引用文献 (8件):
  • P. Cordier, F. Tournilhac, C. Soulié-Ziakovic, L. Leibler : Nature 451, 977-980 (2008)
  • S. R. White, N. R. Sottos, P. H. Geubelle, J. S. Moore, M. R. Kessler, S. R. Sriram, E. N. Brown, S. Viswanathan : Nature 409, 794-797 (2001)
  • S. Tamesue, M. Ohtani, K. Yamada, Y. Ishida, J. M. Spruell, N. A. Lynd, C. J. Hawker, T. Aida : J Am. Chem. Soc. 135, 15650-15655 (2013)
  • K. Imato, M. Nishihara, T. Kanehira, Y. Amamoto, A. Takahara, H. Otsuka : Angew. Chem. Int. Ed. 51, 1138-1142 (2011)
  • S. Tamesue, Y. Saito, R. Toita : Polymer 228, 123870 (2021)
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