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J-GLOBAL ID:202202290623316650   整理番号:22A0184921

糖尿病ラットにおけるMRSA感染創傷治癒を促進するためのNIR応答性,ROS産生および抗菌性黒リン量子ドットの調製【JST・京大機械翻訳】

Preparation of NIR-responsive, ROS-generating and antibacterial black phosphorus quantum dots for promoting the MRSA-infected wound healing in diabetic rats
著者 (7件):
資料名:
巻: 137  ページ: 199-217  発行年: 2022年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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多剤耐性(MDR)細菌誘導感染は臨床治療,特に非治癒糖尿病創傷感染に対して大きな課題となり,患者の死亡率を増加させる。MRSA感染および遅延創傷治癒(メチシリン耐性Staphylococcus aureus)は,より高い割合を占めた。外科的デブリードマンおよび抗生物質の連続使用は,未だ主な臨床治療であるが,新しい多機能治療ナノプラットホームは,MIDWに対し魅力的である。したがって,本研究では,ヒドロゲル中にカプセル化された黒色リン量子ドット(BPQDs)(BPQD@NH)を,NIR(近赤外)応答性,ROS(活性酸素種)生成および抗菌活性の多機能特性を達成するために,MIDW処理のためのナノプラットフォームとして利用した。NIR照射により,BPQD@NH処理MIDW領域の温度は殺菌に対して55°Cまで急速に上昇した。in vitro実験は,BPQD@NHが,NIR照射によるROS,脂質過酸化,グルタチオン,アデノシン三リン酸蓄積および細菌膜破壊の産生によりMRSAの阻害に相乗効果を発揮することを示した。得られたBPQD@NHはMRSAに対して約90%の有効殺菌率を達成した。さらに,動物実験は,BPQD@NHが炎症応答を減らし,血管内皮増殖因子(VEGF)と塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)の発現を調節することにより,12日後にMIDWに対して95%の有効閉鎖率を達成したことを明らかにした。一方,静脈内循環実験はBPQDの良好な生体適合性を示し,ラット主要臓器への明らかな損傷は観察されなかった。得られた結果は,BPQD@NHがNIR応答性,ROS生成,および抗菌活性の相乗的機能を達成し,創傷治癒を促進し,それらがMIDW治癒のための有望な多機能ナノプラットフォームであることを示唆する。1.NIR誘発ROS生成および抗菌ナノプラットフォームは創傷治癒分野で魅力的である。2.本研究では,ヒドロゲルにカプセル化した黒リン量子ドットをMRSA感染創傷を治療するためのナノプラットフォームとして用いた。3.得られた材料はMRSAと効果的な創傷閉鎖率に対して効果的な殺菌率を達成した。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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外傷の治療  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
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