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J-GLOBAL ID：202202290734184119   整理番号：22A0773965

現場でのエンジン油:乗用車におけるエンジン油劣化の包括的トライボロジー評価【JST・京大機械翻訳】

Engine Oils in the Field: A Comprehensive Tribological Assessment of Engine Oil Degradation in a Passenger Car

著者 (7件)： Agocs Adam (AC2T Research GmbH, Wiener Neustadt, Austria) ,  Agocs Adam (Institute of Chemical Technologies and Analytics, Vienna, Austria) ,  Besser Charlotte (AC2T Research GmbH, Wiener Neustadt, Austria) ,  Brenner Josef (AC2T Research GmbH, Wiener Neustadt, Austria) ,  Budnyk Serhiy (AC2T Research GmbH, Wiener Neustadt, Austria) ,  Frauscher Marcella (AC2T Research GmbH, Wiener Neustadt, Austria) ,  Dorr Nicole (AC2T Research GmbH, Wiener Neustadt, Austria)
資料名： Tribology Letters  (Tribology Letters)
巻： 70  号： 1  ページ： 28  発行年： 2022年 
JST資料番号： W1933A  ISSN： 1023-8883  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,種々の油条件で形成されたトライボ膜における,その使用寿命中のSAE5W-30エンジンオイルの摩擦特性と摩耗特性の劣化を研究した。実際の運転条件下で,現代のターボチャージガソリンエンジンを備えた乗用車を用いて現場試験を行い,いくつかの使用済み油分を収集した。収集した油試料はトライボロジーモデル試験を受け,それは20,000kmの供用寿命の間,新鮮な油と比較して,摩擦の9%の増加および摩耗の420%以上の増加を明らかにした。さらに,トライボ膜の組成は,使用済みエンジン油における付加的分解に関する既報のデータと相関していた。観察されたトライボ膜は添加物分解に依存して著しく変化した。詳細に,亜鉛ジアルキルジチオホスフェート(ZDDP)耐摩耗添加剤の分解を分析した。結果は,ZDDPが枯渇すると,トライボ膜中の鉄含有量の増加と同様に,リンと亜鉛の著しい低下を示し,観察された摩耗率の増加と良く相関した。さらに,高分解能質量分析データとの比較は,元のジアルキルジチオリン酸添加物の枯渇とジアルキルチオリン酸塩の逐次生成が,トライボ膜組成にわずかな影響しか及ぼさず,前述の変化は,一度,ジアルキルチオリン酸塩が完全に枯渇し,そして,リン酸ジアルキルだけがエンジン油中に残ることを示した。これは,実際の運転条件下で普及している,使用中,部分的に劣化したZDDPによるトライボ膜形成のメカニズムに関する幾つかの洞察を提供する。図式図はCopyright The Author(s), under exclusive licence to Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2022 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 亜鉛 ,  *乗用車 ,  ガソリン機関 ,  鉄 ,  リン ,  リン酸 ,  *エンジン油 ,  充電 ,  *トライボロジー ,  皮膜 ,  X線光電子分光法 ,  摩耗特性 ,  摩耗率
準シソーラス用語： 摩擦特性 ,  耐摩耗添加剤 ,  トライボ膜 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 内燃機関油 ,  油状態監視 ,  添加剤分解 ,  耐摩耗添加剤 ,  摩擦膜組成 ,  X線光電子分光法

分類 (2件)： 潤滑一般  (QB02010S) ,  石油添加剤とその影響  (YF02030I)

タイトルに関連する用語 (5件)： 現場 ,  エンジン油 ,  乗用車 ,  トライボロジー ,  評価