抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・これまでの知見に基づき,風車騒音の基礎的なメカニズムや,現状行われている伝搬予測手法について考察,今後,予測精度を向上させる上での課題について取りまとめ。
・風車騒音の環境アセスメントでは,一般的に幾何学音響による手法が用いられ,音の伝搬における減衰量を伝搬理論式に基づき計算し,予測位置での騒音レベルを算出。
・水平軸風車の音源については,回転翼から発生する空力音(または風切音)と,風車内部の増速機や冷却装置等から発生する機械音に大別。
・屋外で騒音が数km以上離れた位置まで伝搬する場合,その伝搬過程において受ける代表的な音の気象影響について説明;風と温度分布による影響,乱流による散乱,大気吸収。
・屋外騒音の予測に用いられる音の伝搬理論式は,国際的にも広く利用されている計算方法のほか,各国の騒音事情や地域特性を背景として,独自に標準化された方法が種々提案。
・風車騒音の予測精度を向上させるためには,伝搬過程を詳細に解析することも重要であるが,音源の音響パワーレベルについても正確に評価しておくことが必要。