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J-GLOBAL ID：202202291052034044   整理番号：22A1011277

水産技術研究所だより-研究成果報告-環境DNA分析による魚礁周辺の水産魚種のモニタリング

著者 (1件)： 佐藤允昭 (水産研究・教育機構 水技研)
資料名： はまべ交信
号： 30  ページ： 60-63  発行年： 2022年03月30日 
JST資料番号： L4568A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・水産技術研究所水産工学部における千葉県館山湾の高層魚礁を対象とした環境DNA分析による魚類調査についての報告。
・分析手法の概要を説明するとともに,魚類の環境DNA濃度と計量魚群探知機で計測された魚群量との相関について検証。
・環境DNA調査の結果,92魚種が検出され,キンメダイ,イサキ,マダイ,サバ類(マサバとゴマサバ),マアジの5種が優占種。
・キンメダイ以外の優占種の環境DNA濃度は,体積散乱強度と正の相関があり,既存の手法とともに環境DNA分析を用いることで効率的に複数魚種のモニタリングが可能。

シソーラス用語： 研究所 ,  *研究開発 ,  *漁礁 ,  *魚類 ,  監視 ,  千葉県 ,  プロジェクト ,  魚群探知機 ,  魚群 ,  PCR法
準シソーラス用語： メタバーコーディング法 ,  モニタリング ,  *環境DNA ,  館山湾 ,  魚類調査 ,  計量魚群探知機 ,  研究プロジェクト ,  研究成果 ,  研究報告 ,  人工漁礁 ,  生物モニタリング ,  体積後方散乱強度 ,  蝟集

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  水産土木  (FH01030O)

引用文献 (5件)：

• Sato M, Inoue N, Nambu R et al. 2021. Quantitative assessment of multiple fish species around artificial reefs combining environmental DNA metabarcoding and acoustic survey. Scientific Reports 11:19477
• Ushio M, Murakami H, Masuda R et al. 2018. Quantitative monitoring of multispecies fish environmental DNA using high-throughput sequencing. Metabarcoding & Metagenomics 2: e23297
• 一般社団法人環境DNA学会.2020.環境DNA調査・実験マニュアルVer.2.2
• Yamamoto S, Minami K, Fukaya K et al. 2016. Environmental DNA as a 'snapshot' of fish distribution: A case study of Japanese jack mackerel in Maizuru Bay, Sea of Japan. PLoS ONE 11(3), e0149786.
• 亘真吾、米沢純爾、武内啓明ら.2017.キンメダイの資源生態と資源管理.水研機構研報,第44号,1-46

タイトルに関連する用語 (10件)： 研究所 ,  研究 ,  成果 ,  報告 ,  環境 ,  DNA分析 ,  魚礁 ,  周辺 ,  魚種 ,  モニタリング