抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】フェトプロテイン(AFP)低悪性度肝細胞癌(HCC)の診断における血清α-フェトプロテイン(AFP-L3%)と異常プロトロンビン(DCP)の診断値を調査する。方法:回顧性研究法を用い、20年1月から2021年2月までの間に当病院で受診した120例の低水準AFP患者を研究対象とし、その中にHCC群47例、非HCC患者73例(良性肝疾患群40例、健康対照群33例)を含む。血清AFP-L3%、DCPレベルを測定し、統計分析を行った。結果:HCC群、良性肝疾患群、健康対照群の血清AFP、AFP-L3%とDCPレベルを比較すると、統計学的有意差があった(P<0.05);AFP-L3%によるAFP低水準HCCの診断感度は78.72%、特異性は96.97%であった。DCPによるAFP低水準HCCの診断感度は78.72%、特異性は100.00%であった。AFP-L3%とDCPの併用によるAFP低水準のHCCの曲線下面積(AUC)は0.953で、AFPとAFP-L3%単独の診断より明らかに高く、統計学的有意差があった(Z=2.577、P=0.010;Z=2.459,P=0.014)で,DCP単独の診断とは有意差がなかった(Z=1.804,P=0.071)。結論:AFP低レベルHCCの診断において、DCPはAFP-L3%より優れ、両者の併用検査はAFP低水準HCCの診断効果の向上に役立ち、AFP低水準HCCの早期診断に信頼できる根拠を提供できる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】