抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今日,バイオマス燃料は,温室効果・酸性雨・その他の環境問題の悪化および石油資源の枯渇の観点から,広く関係する主題となっている。この観点から,本実験は,純エタノールとブタノールの体積比率(10vol.%,20vol.%)が異なる6種類の燃料を用いて,20vol.%と10vol.%の水性アルコール(エタノール65vol.%またはブタノール65vol.%,水35vol.%)で3vol.%界面活性剤を用いて,小型ディーゼルエンジンの燃焼特性と排気ガスの影響を調べるために行った。燃焼圧力,熱放出率,排出(NOX,煙,HC),燃料消費のような燃焼挙動を観察した。主な結論は次のとおりで,1)ディーゼル燃料・アルコール混合燃料と水エマルジョン燃料を用いることによって,NOxと煙を同時に低減できた。2)ディーゼル・ブタノール混合水エマルジョン燃料を用いることでHC排出は減少した。3)ディーゼル・アルコール混合燃料と水エマルジョン燃料を使用することによって最大放熱率は増加した。4)ディーゼル-ブタノール混合燃料と水エマルジョン燃料の放熱安定性は,エタノール添加燃料より高い。(翻訳著者抄録)