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J-GLOBAL ID：202202291242632449   整理番号：22A1054817

プリン作動性シグナル伝達要素は,COVID-19患者の末梢血および白血球サンプルにおける凝固プレーヤーと相関している【JST・京大機械翻訳】

Purinergic signaling elements are correlated with coagulation players in peripheral blood and leukocyte samples from COVID-19 patients

著者 (3件)： Schultz Iago C. (Departamento de Ciencias Basicas da Saude, Laboratorio de Biologia Celular, Universidade Federal de Ciencias da Saude de Porto Alegre (UFCSPA), Porto Alegre, RS, Brazil) ,  Bertoni Ana Paula S. (Departamento de Ciencias Basicas da Saude, Laboratorio de Biologia Celular, Universidade Federal de Ciencias da Saude de Porto Alegre (UFCSPA), Porto Alegre, RS, Brazil) ,  Wink Marcia R. (Departamento de Ciencias Basicas da Saude, Laboratorio de Biologia Celular, Universidade Federal de Ciencias da Saude de Porto Alegre (UFCSPA), Porto Alegre, RS, Brazil)
資料名： Journal of Molecular Medicine  (Journal of Molecular Medicine)
巻： 100  号： 4  ページ： 569-584  発行年： 2022年 
JST資料番号： E0565C  ISSN： 0946-2716  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1年にわたって,コロナウイルス病2019は,感染者における重篤な組織損傷と死亡を引き起こすことによって,世界人口に影響を及ぼしている。アデノシン三リン酸(ATP)およびニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)は,高炎症および凝固障害による直接ウイルス感染または細胞死後に細胞外微小環境に放出される2分子である。また,これらの分子は複数の経路に関与することはよく知られており,プリン作動性シグナル伝達経路において重要な役割を持つ。このように,Gene Expression Omnibus(GEO)で利用可能な公開データセットを用いて,マイクロアレイにより得られたCOVID-19患者試料からの質量分析(金標準法)と生ゲノムデータを用いて得た生プロテオミクスデータを分析した。データは,著者らの目的に従ってバイオインフォマティクスと統計的方法を用いて分析した。ここでは,全白血球集団のプリン作動性プロファイルを比較し,血液中のこれら可溶性生体分子のレベルおよびCOVID-19患者における凝固成分との相関を,健常人または非COVID-19患者と比較し,比較した。血液代謝物分析は,COVID-19患者でのステージに依存したイノシン増加を示したが,ヌクレオチドATPとADPは,フィブリノーゲンおよび他の凝固蛋白質と正の相関を示した。また,ATP,ADP,イノシンおよびヒポキサンチンは,臨床的特徴と陽性および負の相関を示した。白血球遺伝子発現に関して,COVID-19患者は,P2RX1,P2RX4,P2RX5,P2RX7,P2RY12,PANX1,ADORA2B,NLPR3およびF3遺伝子のアップレギュレーションを示した。しかし,正準及び非標準的アデノシン作動性経路(ENTPD1及びCD38)のエクト酵素はアップレギュレートされ,アデノシンが活性アデノシン作動性経路により産生されることを示唆した。したがって,これらの生体分子またはそれらの特異的プリン受容体とエクト酵素を標的とするアプローチは,COVID-19患者において見られる高い炎症状態と凝固障害を減弱する可能性がある。鍵となるメッセージ:アデノシン作動性経路は,COVID-19患者の白血球で調節される。血漿中イノシン濃度はCOVID-19患者で増加する。ATP,ADP,AMP,ヒポキサンチン,およびイノシンは凝固プレーヤーと相関する。ヌクレオチドとヌクレオシドは患者の臨床的特徴と相関する。P2受容体とエクト酵素は,COVID-19の組織因子と相関している。Copyright The Author(s), under exclusive licence to Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature 2021 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *凝固 ,  血漿 ,  *白血球 ,  酵素 ,  遺伝子 ,  ウイルス感染 ,  炎症 ,  遺伝子発現 ,  *細胞情報伝達 ,  アップレギュレーション ,  細胞死 ,  プリンヌクレオシド ,  リボヌクレオシド ,  窒素複素環化合物 ,  ヒドロキシ化合物 ,  診断用薬
準シソーラス用語： *COVID-19 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： COVID-19 ,  SARS-CoV-2 ,  白血球 ,  プリン作動性シグナル伝達 ,  イノシン

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  ウイルス感染の生理と病原性  (EG04042Y)

物質索引 (4件)： イノシン ,  ヒポキサンチン ,  アデノシン ,  プリン

タイトルに関連する用語 (10件)： プリン ,  シグナル伝達 ,  要素 ,  患者 ,  末梢血 ,  白血球 ,  サンプル ,  凝固 ,  プレーヤー ,  相関