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J-GLOBAL ID:202202291674659934   整理番号:22A1122131

レーザーラマン分光法を用いたポリスチレン射出成形品の分子配向解析

The Analysis of Molecular Orientation in Injection Molded Polystyrene Using Laser Raman Spectroscopy
著者 (7件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 183-190  発行年: 2022年04月20日 
JST資料番号: L3123A  ISSN: 0915-4027  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,レーザラマン分光法を用いて射出成形ポリスチレンにの分子配向を解析した。直交Nicols配置にて,射出成形の流れ方向をレーザ光の偏光面に対して45°に設定し,1000cm-1と620cm-1(I1000/I620)でのピーク強度比に従って分子配向の程度を評価した。また,流れ方向をレーザー偏光面に対して45°に設定し,流れとラマンアナライザーの偏光面の角度を変えながら,I1000/I620を測定することにより,配向が流れに対して平行か直交かを判断した。さらに,流れとレーザ偏光面の間の角度を変えて,交差Nicols配置にてI1000/I620を測定することにより,分子配向の方向を詳細に分析した。これらの方法は,ポリスチレン射出成形内部の分子配向が表面から約200μmで最も高く,配向はそこから約400μmまで徐々に減少することを示した。400μmから成形品の中心までの分子配向にはほとんどの変化はなかったた。全体として,成形品の分子配向は流れとほぼ平行であった。ガラス転移温度(Tg)以下の熱処理により,表面から400μm以上の深さでの分子配向は緩和された。Tg以下の加熱中の400μm以上の深さでの残留分子配向の緩和は,動的粘弾性と熱変形に影響を与えることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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分光分析  ,  射出成形 
引用文献 (23件):
  • 1) Pantani, R., Sorrentino, A., Speranza, V. and Titomanlio, G. : Rheolgica Acta, 43(2), 109(2004)
  • 2) 竹島幹夫, 船越宣博 : 高分子論文集, 42(3), 191(1985)
  • 3) 井上正男, 山田久男, 深見徳繁, 高木幹夫 : 高分子化学, 22(237), 17(1965)
  • 4) Engels, P. A. T., Govaert E. L. and Meijer H. E. H. : Macromol. Mater. Eng., 294(12), 821(2009)
  • 5) 亀田隆夫, 高橋辰宏, 小山清人 : 成形加工, 17(5), 342(2005)
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