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J-GLOBAL ID:202202291735085527   整理番号:22A1178102

代謝と免疫活性間のクロストークは,明細胞腎細胞癌における治療的意味を有する4つのサブタイプを明らかにする【JST・京大機械翻訳】

Crosstalk Between Metabolism and Immune Activity Reveals Four Subtypes With Therapeutic Implications in Clear Cell Renal Cell Carcinoma
著者 (14件):
資料名:
巻: 13  ページ: 861328  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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明細胞腎細胞癌(ccRCC)は代謝調節異常と明確な免疫学的特徴を特徴とする。腫瘍微小環境(TME)の代謝と免疫過程間の相互作用は,ccRCC治療中に観察される免疫療法応答の複雑性と不均一性を引き起こす。ここでは,最初に2つの異なる代謝サブタイプ(C1とC2サブタイプ)と免疫サブタイプ(I1とI2サブタイプ)を,差次的に発現した代謝関連予後遺伝子と免疫関連成分の発生に基づいて同定した。特に,アップレギュレートされた発現を有する免疫調節因子が複数の代謝経路に積極的に関与することを観察した。したがって,上記の分類の結果に従って,さらに4つの免疫代謝ベースのccRCCサブタイプ(M1,M2,M3,およびM4サブタイプ)を描写した。一般的に,高い代謝活性が免疫浸潤を抑制することを見出した。免疫代謝サブタイプ分類は免疫療法応答と関連し,免疫-炎症,代謝-砂漠サブタイプ(M3サブタイプ)を有し,免疫療法から最も利益を得た。さらに,免疫療法後の免疫代謝サブタイプのシフトの相違が,免疫応答者と非応答者群で観察され,応答者群からの患者は,免疫炎症特性と,より少ない活性代謝活性(M3またはM4サブタイプ)を有するサブタイプへ移行した。免疫代謝サブタイプは免疫療法応答を予測するためのバイオマーカーとしても機能できる。4つのサブタイプのゲノムおよびエピゲノム特徴を解読するために,miRNA発現,DNAメチル化状態,コピー数変化発生,および体細胞突然変異プロファイルを含む多染色体データを分析した。M2サブタイプを有する患者は最も高いVHL遺伝子変異率を有し,スニチニブ療法に感受性が高いようであった。さらに,免疫活性と代謝の状態を明らかにするために,非侵襲的ラジオミックモデルを開発した。さらに,著者らは7つのラジオミック特徴に基づくccRCC生存を予測するためのラジオミック予後スコア(PRS)を構築した。PRSは,免疫代謝サブタイプ分類,免疫スコア,および腫瘍突然変異負荷に密接に関連していることが示された。PRSの予後的価値およびPRSと免疫活性および代謝との関連を,著者らのコホートにおいて検証した。全体として,著者らの研究は4つの免疫代謝サブタイプを確立し,それにより免疫と代謝活性の間のクロストークを明らかにし,個人療法選択への新しい洞察を提供する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞生理一般  ,  泌尿生殖器の腫よう 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (47件):
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  • Biswas SK. Metabolic Reprogramming of Immune Cells in Cancer Progression. Immunity (2015) 43(3):435-49. doi: doi: 10.1016/j.immuni.2015.09.001
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  • Chang CH, Qiu J, O’Sullivan D, Buck MD, Noguchi T, Curtis JD, et al. Metabolic Competition in the Tumor Microenvironment Is a Driver of Cancer Progression. Cell (2015) 162(6):1229-41. doi: doi: 10.1016/j.cell.2015.08.016
  • Kedia-Mehta N, Finlay DK. Competition for Nutrients and its Role in Controlling Immune Responses. Nat Commun (2019) 10(1):2123. doi: doi: 10.1038/s41467-019-10015-4
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