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J-GLOBAL ID:202202295224445655   整理番号:22A1177616

Enterococcus faeciumによるダプトマイシン耐性の獲得は糖ペプチドに対する側副感受性を付与する【JST・京大機械翻訳】

Acquisition of Daptomycin Resistance by Enterococcus faecium Confers Collateral Sensitivity to Glycopeptides
著者 (11件):
資料名:
巻: 13  ページ: 815600  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ダプトマイシンは多剤耐性Enterococcus faecium感染の治療に使用される最終系抗生物質である。驚くことに,ダプトマイシン耐性E.faecium分離株が出現している。本研究では,臨床E.faecium分離株におけるダプトマイシン耐性の進化とメカニズムおよび進化的トレードオフとしての側副感受性(CS)の対応する獲得を検討した。ダプトマイシン耐性変異株を得るために,6つのダプトマイシン感受性E.faecium分離株におけるダプトマイシン耐性を進化させた。6つのE.faecium株は,in vitroでダプトマイシンに対する高レベル耐性を獲得したが,これは成長,in vitro競争,および病原性に関して適応コストをもたらした。liaFSR,yycFG,およびclsの突然変異;表面正電荷の増加;厚い細胞壁;そして,dltABCDとタグGHの発現上昇は,ダプトマイシン耐性変異株で観察された。驚くべきことに,ダプトマイシン耐性の誘導後のSC1762分離株におけるCSの出現を観察した。親株と比較して,SC1174-D株(すなわち,SC1174のダプトマイシン耐性変異体,非CS)は,vanA遺伝子クラスターの有意に上方制御された発現を示した。しかし,SC1762-D(すなわち,SC1762のダプトマイシン耐性変異体)において,vanX遺伝子を除くすべてのvanAクラスタ遺伝子は,明らかに下方制御された。更なるin silico分析は,IS1216Eに基づくコンポジットトランスポゾンがSC1762-Dで生じ,vanH遺伝子を破壊し,vanA遺伝子クラスターの構造と発現に影響し,糖ペプチドへの再感作を生じることを明らかにした。全体として,本研究は,E.faeciumにおけるダプトマイシンと糖ペプチドの間のCSの新規形態を報告する。さらに,それは,E.faeciumに対するダプトマイシンとグリコペプチドの効果的な処方と逐次組合せを開発するための貴重な基礎を提供する。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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病原体に作用する抗生物質の基礎研究  ,  抗生物質一般  ,  感染症・寄生虫症の治療  ,  抗生物質発酵 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (50件):
  • Arias C. A., Murray B. E. (2012). The rise of the Enterococcus: beyond vancomycin resistance. Nat. Rev. Microbiol. 10 266-278. doi: 10.1038/nrmicro2761
  • Arias C. A., Panesso D., McGrath D. M., Qin X., Mojica M. F., Miller C., et al (2011). Genetic basis for in vivo daptomycin resistance in enterococci. N. Engl. J. Med. 365 892-900. doi: 10.1056/NEJMoa1011138
  • Arredondo-Alonso S., Top J., Corander J., Willems R. J. L., Schürch A. C. (2021). Mode and dynamics of vanA-type vancomycin resistance dissemination in Dutch hospitals. Genome Med. 13:9. doi: 10.1186/s13073-020-00825-3
  • Azimi L., Rastegar Lari A. (2017). Collateral sensitivity between aminoglycosides and beta-lactam antibiotics depends on active proton pumps. Microb. Pathog. 112 122-125. doi: 10.1016/j.micpath.2017.09.049
  • Barbosa C., Trebosc V., Kemmer C., Rosenstiel P., Beardmore R., Schulenburg H., et al (2017). Alternative evolutionary paths to bacterial antibiotic resistance cause distinct collateral effects. Mol. Biol. Evol. 34 2229-2244. doi: 10.1093/molbev/msx158
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