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J-GLOBAL ID：202202296948212099   整理番号：22A0429378

鉄に富むスメクタイトの上部熱的安定性:火星におけるスメクタイト形成に対する意味【JST・京大機械翻訳】

The upper-thermal stability of an iron-rich smectite: Implications for smectite formation on Mars

著者 (2件)： DePasquale Brittany M. (Department of Geological Sciences and Environmental Studies, Binghamton University, Binghamton, New York 13902-6000, United States of America) ,  Jenkins David M. (Department of Geological Sciences and Environmental Studies, Binghamton University, Binghamton, New York 13902-6000, United States of America)
資料名： Icarus  (Icarus)
巻： 374  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： C0552B  ISSN： 0019-1035  CODEN： ICEXA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Feに富むスメクタイトは,火星で普通に見られる粘土鉱物であり,特に最も低い層序シーケンスである。スメクタイトの存在は,表面近傍環境における水の存在に対する含意のために興味深い。このスメクタイトが形成したバルク組成と物理的条件の範囲は不明である。ここでは,(i)Fe-talc-Na-Fe-Eastite接合に沿った種々のバルク化学組成からの鉄リッチ三八面体スメクタイト(Fe-スメクタイト)の実験的合成,および(ii)調査したバルク組成の一つから作ったFe-スメクタイトの上部熱安定性を研究した。Feスメクタイトは,調査した全てのバルク組成から7~10日で500°Cと2kbarで合成でき,Feスメクタイトを生成する火星上の岩石と土壌の組成におけるいくつかの柔軟性を示した。87mol%Fe-talcからなるバルク組成から合成したFe-スメクタイトの上-熱安定性を1~3kbarと530~620°Cの範囲で調べた。このスメクタイトのブレークダウン(層間水なし)を,低圧力および温度への外挿を可能にするため,アルバイト,ファヤライト,ヘルシナイト,石英,マグネタイトおよび水を含む脱水反応によって熱力学的にモデル化した。このモデリングからの結果は,Fe-スメクタイトがNoachian期に20°C/kmの地熱勾配に対して30kmの深度に対して安定であり,層間水なしでさえ,Fe-スメクタイトが火星の地殻中にかなりの量の水を貯蔵する可能性を有することを示す。第2に,Feスメクタイトと玄武岩の水飽和固相線の上部熱安定性に重なりはなく,このMgフリースメクタイトの玄武岩質マグマからの直接生成を除外した。第3に,Fe-スメクタイトの上部熱安定性は100barで336±25°Cであると計算され,これはH_2Oの液体-蒸気境界上にあり,火星の最も早い歴史における原始的高密度気相の存在における形成が可能であることを示唆する。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 化学組成 ,  熱力学 ,  磁鉄鉱 ,  石英 ,  粘土鉱物 ,  外挿法 ,  低圧 ,  *鉄 ,  *火星 ,  脱水反応 ,  層序 ,  玄武岩 ,  地殻 ,  気相 ,  *スメクタイト

著者キーワード (5件)： Fe-スメクタイト ,  火星 ,  熱安定性 ,  熱力学 ,  粘土鉱物

分類 (1件)： 珪酸塩鉱物  (DE08030A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 鉄 ,  スメクタイト ,  熱的安定性 ,  火星 ,  意味