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J-GLOBAL ID：202202299614378807   整理番号：22A0316182

誘導結合プラズマ質量分析による環境微量試料のストロンチウム同位体分析【JST・京大機械翻訳】

Strontium isotopic analysis of environmental microsamples by inductively coupled plasma - tandem mass spectrometry

著者 (7件)： Bertinetti Stefano (Department of Chemistry and Industrial Chemistry, University of Genoa, Via Dodecaneso 31, 16146 Genoa, Italy) ,  Bolea-Fernandez Eduardo ,  Malandrino Mery ,  Moroni Beatrice ,  Cappelletti David ,  Grotti Marco ,  Vanhaecke Frank
資料名： Journal of Analytical Atomic Spectrometry  (Journal of Analytical Atomic Spectrometry)
巻： 37  号： 1  ページ： 103-113  発行年： 2022年 
JST資料番号： C0770C  ISSN： 0267-9477  CODEN： JASPE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,誘導結合プラズマ-タンデム質量分析(ICP-MS/MS)によるミクロ試料の正確で精密なSr同位体分析のための新しい方法を開発した。低容量試料の導入のために,低及び安定試料導入流速で作動できるシリンジ駆動ポンプからなるセットアップを,ICPへの単一セル及び他の離散エンティティの導入用に設計した高効率試料導入システムと組み合わせた。この方法は240μLの試料のみを必要とし,試料取込速度20μL/minで導入され,以前のRb/Sr分離なしに87Sr/86Sr同位体比の直接測定を可能にした。ICP-MS/MS機器の衝突/反応セル(CRC)中のSr+とCH_3Fガス間の選択的反応により,87Rbと87Srの信号の等圧重なりを克服した。この方法で,Sr+イオンを,質量シフト法で対応するSrF+反応生成物イオンとして測定した。多変量アプローチを適用して,87Sr/86Srと88Sr/86Sr同位体比の最大感度と最適精度に対する最適機器設定(試料取込速度,ネブライザガス流量,上昇ガス流速,及びプラズマサンプリング深さ)を得た。開発した方法は,正確な(平均バイアス=-0.001±70%,品質管理参照値に関して),2ng/gの分析濃度で0.17%(RSD,n=24)の外部精度を示した。この方法を南極大気微粒子(PM_10)の試料の小容量消化物の分析に適用し,オーストラリアと南アメリカからの土壌を,東南極に到達する大気微粒子の潜在的発生源地域として適用した。原料土壌試料は,最も細かい画分(PM_2.5)を選択するために専用再懸濁/収集システムを使用して処理され,従って大気中の鉱物ダストの長距離輸送をシミュレートした。これらの試料で得られた結果は文献データと良く一致し,Sr濃度が数ng/g(PM_10及び土壌サンプルに対して<3ng/g及び<7ng/g)のSr濃度を有する複雑なマトリックスのSr同位体分析に対して開発した手順の適合性を示した。本法は低Sr濃度と限られた試料量が重要な側面である他の環境試料にも有用である。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *プラズマ ,  品質管理 ,  *ストロンチウム ,  ルビジウム ,  微粒子 ,  消化 ,  *ストロンチウム同位体 ,  流速 ,  試料導入 ,  *誘導結合プラズマ ,  *ICP-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  反応生成物 ,  環境試料
準シソーラス用語： 発生源 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 無機物質中の元素の物理分析  (CC03022H) ,  質量分析  (CC03013N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 誘導結合プラズマ質量分析 ,  環境 ,  試料 ,  ストロンチウム ,  同位体分析