特許
J-GLOBAL ID:202203006533585465

カンキツ品種の識別方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田邉 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-128757
公開番号(公開出願番号):特開2022-025729
出願日: 2020年07月30日
公開日(公表日): 2022年02月10日
要約:
【課題】 カンキツ品種「あすみ」を他のカンキツ品種から精度良く迅速に識別可能な技術であり、且つ、検査現場等でも広く導入可能な技術を提供する。 【解決手段】 (1)識別対象であるカンキツ植物のゲノムDNAから、インデルマーカーCp0419の欠失型配列を検出する工程、(2)識別対象であるカンキツ植物のゲノムDNAから、インデルマーカーIND214の欠失型配列を検出する工程、及び(3)前記(1)及び(2)に記載の工程においてCp0419欠失型配列及びIND214欠失型配列の両方が検出された場合に、対象試料であるカンキツ植物の品種が品種「あすみ」であると判定する工程を含む、カンキツ品種の識別方法を提供する。 【選択図】 図6
請求項(抜粋):
下記(1)、(2)、及び(3)に記載の工程を含む、カンキツ品種の識別方法: (1)識別対象であるカンキツ植物のゲノムDNAから、インデルマーカーCp0419の欠失型配列を検出する工程、 (2)識別対象であるカンキツ植物のゲノムDNAから、インデルマーカーIND214の欠失型配列を検出する工程、 (3)前記(1)及び(2)に記載の工程においてCp0419欠失型配列及びIND214欠失型配列の両方が検出された場合に、対象試料であるカンキツ植物の品種が品種「あすみ」である、又は、Cp0419及びIND214に関して品種「あすみ」と同じアレル型を示す品種「あすみ」の後代品種である、と判定する工程、 ; 前記(1)に記載のカンキツ植物ゲノムのインデルマーカーCp0419に関して、 (1a)カンキツ標準品種であるクレメンティンのゲノムで示した場合、第5染色体上のエンドプロテアーゼClp遺伝子の第1イントロン内に存在するインデルマーカーの遺伝子座であって、当該クレメンティンのCp0419挿入型配列を含む配列番号1に記載の塩基配列で示した場合、第2117番目の塩基「G」がCp0419遺伝子座の最上流塩基を示し、第2287番目の塩基「T」がCp0419遺伝子座の最下流塩基を示し、第2118番目の塩基から第2286番目の塩基までの塩基配列が挿入配列を示し、 (1b)対象試料であるカンキツ植物ゲノムのCp0419遺伝子座に関して、Cp0419遺伝子座の最上流塩基「G」と最下流塩基「T」の間に上記に対応する挿入配列が存在する塩基配列の場合にはCp0419挿入型配列を示し、Cp0419遺伝子座の最上流塩基「G」と最下流塩基「T」の間に挿入配列が存在しない塩基配列の場合にはCp0419欠失型配列を示す、 ; 前記(2)に記載のカンキツ植物ゲノムのインデルマーカーIND214に関して、 (2a)カンキツ標準品種であるクレメンティンのゲノムで示した場合、第1染色体上のHIV-1 Vpr結合タンパク質遺伝子の上流領域に存在するインデルマーカーの遺伝子座であって、当該クレメンティンのIND214挿入型配列を含む配列番号7に記載の塩基配列で示した場合、第2503番目の塩基「T」がIND214遺伝子座の最上流塩基を示し、第2713番目の塩基「T」がIND214遺伝子座の最下流塩基を示し、第2504番目の塩基から第2712番目の塩基までの塩基配列が挿入配列を示し、 (2b)対象試料であるカンキツ植物ゲノムのIND214遺伝子座に関して、IND214遺伝子座の最上流塩基「T」と最下流塩基「T」の間に上記に対応する挿入配列が存在する塩基配列の場合にはIND214挿入型配列を示し、IND214遺伝子座の最上流塩基「T」と最下流塩基「T」の間に挿入配列が存在しない塩基配列の場合にはIND214欠失型配列を示す。
IPC (3件):
C12N 15/11 ,  C12Q 1/682 ,  C12Q 1/686
FI (3件):
C12N15/11 Z ,  C12Q1/6827 Z ,  C12Q1/686 Z
Fターム (16件):
4B063QA13 ,  4B063QA17 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ04 ,  4B063QQ09 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR32 ,  4B063QR35 ,  4B063QR55 ,  4B063QR62 ,  4B063QR73 ,  4B063QR78 ,  4B063QS25 ,  4B063QS36 ,  4B063QX01
引用文献:
出願人引用 (4件)
  • Euphytica, 20200629, Vol. 216, No. 115
  • Plant Molecular Biology Reporter, 20180903, Vol. 36, pp. 653-662
  • American Journal of Botany, 2012, pp. e268-e273
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審査官引用 (4件)
  • Euphytica, 20200629, Vol. 216, No. 115
  • Plant Molecular Biology Reporter, 20180903, Vol. 36, pp. 653-662
  • American Journal of Botany, 2012, pp. e268-e273
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