特許
J-GLOBAL ID:202203012700422000

免疫チェックポイント阻害剤によるがん治療効果の予測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人谷川国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-153858
公開番号(公開出願番号):特開2022-047848
出願日: 2020年09月14日
公開日(公表日): 2022年03月25日
要約:
【課題】免疫チェックポイント阻害剤の有効症例を治療開始前に捉えることができる新規な手段を提供すること。 【解決手段】治療効果予測の対象となる免疫チェックポイント阻害剤による治療を開始する前のがん患者より採取された腫瘍組織検体と末梢血検体とを用いて、腫瘍組織中の腫瘍浸潤T細胞のTCRレパトア及び末梢血中のCD8陽性T細胞のTCRレパトアの情報をそれぞれ取得する工程;腫瘍浸潤T細胞のTCRレパトア及び末梢血CD8陽性T細胞のTCRレパトアを比較し、両者に共通して検出されるT細胞クローンを重複クローンとして同定する工程;及び末梢血CD8陽性T細胞のTCRレパトア中で重複クローンが占める総頻度を算出する工程を含む、免疫チェックポイント阻害剤によるがん治療効果の予測を補助する方法を提供した。 【選択図】図2
請求項(抜粋):
免疫チェックポイント阻害剤によるがん治療効果の予測を補助する方法であって、 治療効果予測の対象となる免疫チェックポイント阻害剤による治療を開始する前のがん患者より採取された腫瘍組織検体と末梢血検体とを用いて、腫瘍組織中の腫瘍浸潤T細胞のT細胞受容体(TCR)レパトア及び末梢血中のCD8陽性T細胞のTCRレパトアの情報をそれぞれ取得する工程; 腫瘍浸潤T細胞のTCRレパトア及び末梢血CD8陽性T細胞のTCRレパトアを比較し、両者に共通して検出されるT細胞クローンを重複クローンとして同定する工程;及び 末梢血CD8陽性T細胞のTCRレパトア中で重複クローンが占める総頻度を算出する工程 を含み、前記重複クローンの総頻度が所定のカットオフ値以上である場合、前記がん患者において前記免疫チェックポイント阻害剤によりがん治療効果が得られるという予測が補助される、方法。
IPC (3件):
C12Q 1/686 ,  G01N 33/50 ,  C12Q 1/685
FI (3件):
C12Q1/686 Z ,  G01N33/50 P ,  C12Q1/6851
Fターム (18件):
2G045AA26 ,  2G045CB02 ,  2G045DA14 ,  4B063QA01 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ02 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ53 ,  4B063QR32 ,  4B063QR62 ,  4B063QS25 ,  4B063QX02 ,  4C085AA13 ,  4C085AA14 ,  4C085BB31 ,  4C085CC22 ,  4C085CC23 ,  4C085EE01
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 国際公開第2019/189383号公報
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • Journal of clinical oncology, 2018, Vol.36, No.15, suppl, e15007

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