特許
J-GLOBAL ID:202203017500168429

炭素含有量が規定されたフィラーワイヤを準備して溶接鋼ブランクを製造する方法、関連する溶接ブランク、熱間プレス成形及び冷却された鋼部品並びに関連する部品を用いて溶接部品を製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人川口國際特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):IB2018059288
特許番号:特許第7052041号
出願日: 2018年11月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】 溶接鋼ブランク(1)の製造方法であって、以下の連続工程: - 2枚のプレコート板(2)を準備する工程であって、鋼基材(3)を含む各プレコート板(2)が、その主面(4)の少なくとも1つにプレコーティング(5)を有し、前記プレコーティング(5)が、少なくとも鉄及びアルミニウムを含む金属間合金層(9)、並びに任意で前記金属間合金層(9)の上に延伸する金属合金層(11)を含み、前記金属合金層(11)が、アルミニウムの層、アルミニウム合金の層又はアルミニウムベース合金の層であり、前記基材(3)が、プレス硬化性鋼でできており、前記プレコート板(2)の少なくとも1枚について、前記基材(3)の鋼が、重量で 0.10%≦C≦0.5% 0.5%≦Mn≦3% 0.1%≦Si≦1% 0.01%≦Cr≦1% Ti≦0.2% Al≦0.1% S≦0.05% P≦0.1% B≦0.010% を含み、残部が、鉄及び生産から生じる不純物である工程、 - フィラーワイヤ(20)を使用して前記プレコート板(2)を突合せ溶接して、前記プレコート板(2)間の接合部に溶接継手(22)を形成する工程であって、突合せ溶接時に前記プレコーティング(5)が、各プレコート板(2)の少なくとも1つの主面(4)の全体を被覆している工程を含み、 - 前記フィラーワイヤ(20)が、0.01wt%~0.45wt%の間(基準C1)の炭素含有量を有すること、 - 前記フィラーワイヤ(20)の組成及び溶接プールに添加される前記フィラーワイヤ(20)の割合を、得られた前記溶接継手(22)が、以下の特徴: (a)前記溶接継手(22)の焼入れ係数FTWJが、(基準C2)であり、 式中、 - FTBMが、前記2枚のプレコート板(2)の前記鋼基材(3)のうち、最も硬化性の低い鋼基材(3)の前記焼入れ係数であり、 - 前記焼入れ係数FTWJ及びFTBMが、次の式、FT=128+1553xC+55xMn+267xSi+49xNi+5xCr-79xAl-2xNi2-1532xC2-5xMn2-127xSi2-40xCxNi-4xNixMnを使用して決定され、式中、Al、Cr、Ni、C、Mn及びSiが、焼入れ係数が決定される領域の、それぞれアルミニウム、クロム、ニッケル、炭素、マンガン及びシリコンの、重量パーセント表示の平均含有量であり、この領域が、FTWJの場合は前記溶接継手(22)であり、FTBMの場合は最も硬化性の低い基材であることと、 (b)前記溶接継手(22)の炭素含有量CWJが、0.15wt%より厳密に少ないこと、又は前記溶接継手(22)の炭素含有量CWJが0.15wt%以上の場合、前記溶接継手(22)の軟化係数FAWJが、FAWJ>5000(基準C3)、ここで、前記溶接継手(22)の前記軟化係数FAWJが、前記溶接継手(22)のアルミニウム、クロム、ニッケル、モリブデン、炭素、マンガン及びシリコンの、重量パーセント表示の平均含有量の関数として、式: FA=10291+4384.1xMo+3676.9Si-522.64xAl-2221.2xCr-118.11xNi-1565.1xC-246.67xMnを使用して計算されることと を有するように選択することを特徴とする、 製造方法。
IPC (8件):
C22C 38/00 ( 200 6.01) ,  C22C 38/60 ( 200 6.01) ,  B23K 35/30 ( 200 6.01) ,  C21D 9/00 ( 200 6.01) ,  C21D 1/18 ( 200 6.01) ,  B23K 26/322 ( 201 4.01) ,  B23K 26/21 ( 201 4.01) ,  C22C 19/05 ( 200 6.01)
FI (10件):
C22C 38/00 301 T ,  C22C 38/00 301 W ,  C22C 38/60 ,  B23K 35/30 320 F ,  B23K 35/30 320 Q ,  C21D 9/00 A ,  C21D 1/18 C ,  B23K 26/322 ,  B23K 26/21 F ,  C22C 19/05 B

前のページに戻る