特許
J-GLOBAL ID:202203018293460277

溶鋼の脱燐処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 國分 孝悦
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-115309
公開番号(公開出願番号):特開2019-218580
特許番号:特許第7052585号
出願日: 2018年06月18日
公開日(公表日): 2019年12月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】 脱酸および合金調整を行う前に脱燐処理を行う溶鋼の脱燐処理方法であって、 C:0.7~2.0質量%を含有する溶鋼を取鍋に収容してRH型真空精錬炉にて減圧し、CaO,SiO2,Al2O3,t.Fe,MgO,MnO及びP2O5の合計が85質量%以上で、かつ(1)~(4)式で規定される条件を満たし、溶解時に(5)式で規定される範囲の粘性η(cP)になる脱燐剤を添加する際に、 下降浸漬管の平均溶鋼流速Umを0.5m/s以上1.0m/s以下にして溶鋼を環流させた状態で、かつ真空槽内に設置した上吹きランスから酸素ガス、または酸化鉄とともにキャリヤーガスを、(6)~(8)式で規定される衝突流速Uが15m/s以上の条件で前記溶鋼に吹き付ける状態で、前記脱燐剤をCaO質量で0.03kg/t以上添加し、 当該添加を開始した後に、前記平均溶鋼流速Umおよび前記衝突流速Uの数値範囲を4分間以上維持して、前記酸素ガスまたは酸化鉄を酸素質量で0.003kg/t以上供給した後、生成した脱燐スラグを前記真空槽内から前記下降浸漬管を通して排出させることを特徴とする溶鋼の脱燐処理方法。 70.0質量%≧(%CaO)≧40.0質量% ・・・・(1) (%CaO)/(%SiO2)≧1.5 ・・・・(2) (%CaO)/(%Al2O3)≧2.0 ・・・・(3) (%CaF2)<3.0質量% ・・・・(4) 100≦η(cP)≦250 ・・・・(5) U=Lp×M1/Lo×Co ・・・・(6) Lp=0.8×M1×(5.88+1.54M12)Ds ・・・・(7) M1=(2/(K-1)×Pn((K-1)/K)-1)1/2 ・・・・(8) ここで、(%X)は、前記脱燐剤におけるXの割合(質量%)を表し、 η(cP)=1.2(%CaO)+7.3(%SiO2)+0.8(%Al2O3)+0.5(%t.Fe)+0.3(%MgO)+0.2(%MnO)+0.2(%P2O5)とする。 また、Lp:ポテンシャルコア長さ(mm)、M1:代表マッハ数(-)、Lo:真空槽内の溶鋼表面からのランス高さ(mm)、Co:代表音速(340m/s)、Ds:ランススロート部のノズル相当径(mm)、Pn:ノズル背圧(kg/cm2)、K:ガス比熱比(-)とする。
IPC (3件):
C21C 7/10 ( 200 6.01) ,  C21C 7/064 ( 200 6.01) ,  C21C 7/076 ( 200 6.01)
FI (3件):
C21C 7/10 F ,  C21C 7/064 A ,  C21C 7/076 A

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