研課題
J-GLOBAL ID:202204007358001161  研究課題コード:14541779

位相感応光増幅を用いた光SSB・DSB変調変換器の研究開発

実施期間:2014 - 2015
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院理工学研究科, 准教授 )
研究概要:
光通信ネットワークのコア領域では光単側波帯(SSB)変調方式を利用しアクセス領域では光両側波帯変調(DSB)変調を使えば、周波数帯域の有効利用と光送受信器の簡易化が実現できる。そのために光処理で光SSB・DSB変調の変調変換することが求められる。本研究は光SSB変調から光DSB変調に変換する光技術の研究開発を行った。光SSB信号は片側側波帯抑圧に寄与する直交位相成分を持つ。位相感応光増幅は励起光に直交する位相光を減衰させるので、片側側波帯抑圧を解き光DSB変調に変換できる。本研究では、位相感応光増幅を利用した変調変換技術の理論検討を進めた。その結果、位相感応光増幅器利得と出力光のスペクトルにおける側波帯抑圧比の関係が明らかになった。15dB以上の利得を持つ位相感応光増幅器を用いれば光SSB信号を光DSB信号に変換できることがわかった。また、情報信号における不要成分の混在についても検討した結果、増幅器の励起光に0.1radの位相制御が必要であることがわかった。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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