研課題
J-GLOBAL ID:202204015965241816  研究課題コード:14541076

渦電流式センサを利用する海水淡水化システム用水質検査装置の開発

実施期間:2014 - 2015
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 学術研究院工学系, 准教授 )
研究概要:
海水淡水化プラント用の水質検査は様々あるが処理された水のイオン濃度(主はNa+、Cl-で塩分濃度)の測定が最重要である。現状では、液中にセンサ部を浸して液体の導電率を測定しているが、電極部の腐食で測定精度が悪くなり、また衛生面が問題である。そこで電磁気的手法を用いた非接触型塩分濃度計を提案し、開発した。本センサは、励磁用コイル内に8字型検出コイルを置き、励磁コイルに流れる高周波交流の電圧波形と8字型検出コイルで生じる誘導起電力の電圧波形を位相検波回路に接続された構成で、位相差を測定する。流速0.1 m/sの流水において、淡水目安の塩分濃度約0.05 %と0.1 %以上で位相差が0.2o、センサ出力で2 mVの差が得られ、当初目標を満足し、実用化の可能性が示された。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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