研課題
J-GLOBAL ID:202204018784317283  研究課題コード:14540227

機能性酸化物ナノ粒子を用いた温度変調型スマートウインドウの開発

実施期間:2014 - 2015
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学系研究科(工学部), 講師 )
研究概要:
近赤外光遮断技術は、省エネルギー社会に向けて重要な課題である。本研究は、60°C近傍で金属・絶縁体転移を示す酸化物VO2に着目した。VO2ナノドット構造におけるプラズモン励起の光学特性の理解は、VO2ナノ粒子シートのプラズモン励起の理解に貢献した。また、単一相であるVO2ナノ粒子を用いて作製されたナノ粒子積層シートは、近赤外域で表面プラズモン励起が発現し、明瞭な温度履歴を示した。ナノ粒子シートのプラズモニック機能は、ナノ粒子間で発現する電磁相互作用が重要な役割を果たすことを見出した。上記の成果より、外気温の変化を自律的に感知し、近赤外域の光透過性を自動制御可能なスマートウインドウに向けてVO2が適することを実証した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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