研課題
J-GLOBAL ID:202204019090133149
研究課題コード:14538433
RHOA変異陰性タイプ末梢性T細胞リンパ腫の特異的ゲノム診断技術の開発
実施期間:2014 - 2015
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 医学医療系, 准教授 )
研究概要:
血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(Angioimmunoblastic T cell lymphoma: AITL)は、高齢者に多い末梢性T細胞リンパ腫のひとつである。従来の病理学的診断のみでは、診断がしばしば困難である。申請者らはAITLの70%にRHOA遺伝子の点突然変異(c.G50T, p.G17V)が集積していることを発見し、これを検出する方法を確立した。今回の研究では、RHOA変異陰性のゲノム異常を検出することにより、RHOA変異陰性AITLを診断する方法の開発を行う目的で研究をおこなった。RHOシグナル関連経路分子をコードする遺伝子Xについて、RHOA変異陰性50例のターゲットシークエンス解析を行ったところ、RHOA変異陰性例のみにおいて3例に遺伝子変異を認めた。RHOA変異陰性AITLの診断方法を確立するために、今後さらに多数例について検討をすすめる必要がある。
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