研課題
J-GLOBAL ID:202204020737800116  研究課題コード:14542248

ねじり延伸法を用いた「高強度骨固定プラスチックスクリュー」の開発

実施期間:2014 - 2015
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 理工学研究科, 准教授 )
研究概要:
生体吸収性プラスチックを用いた骨折固定用高強度スクリューを成形する手法として,押出延伸とねじり延伸を組み合わせた手法を開発した.本手法では押出延伸により一軸に配向した繊維を切断することなく,らせん状に配向させることが可能である.このため,治療時に必要とされるせん断強度を損なうことなく,スクリュー挿入時に必要とされるねじり強度を向上させることが可能となった.ねじり強度は分子鎖を最大主応力方向に配向させることにより最大値を取ることが明らかとなった.生体吸収性プラスチックとしてポリ乳酸を用いた場合,目標値であるせん断強度70MPaを達成することが可能となり,安静時であれば全身へ適用することが可能となった.さらに配向を最適化することにより,日常生活程度の運動下での適用へと展開していく予定である.
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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