文献

J-GLOBAL ID：202302252338454394   整理番号：23A0805783

CNT添加エネルギーダイレクタを用いたCF/PPS積層板の超音波融着接合挙動と健全性モニタリング評価

Evaluation on Ultrasonic Welding Behavior of CF/PPS Laminates and Health Monitoring Using CNT Added Energy Director

著者 (3件)： 西村壮真 (神戸市工高専) ,  田邉大貴 (神戸市工高専) ,  西籔和明 (近畿大)
資料名： 日本複合材料合同会議(Web)  (日本複合材料会議(Web))
巻： 14th  ページ： ROMBUNNO.3C-07 (WEB ONLY)  発行年： 2023年 
JST資料番号： U1502A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： この研究の目的は,カーボンナノチューブ(CNT)を添加したエネルギーディレクタを使用した超音波融着プロセスを開発し,炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)の超音波融着挙動,引張せん断強度,および損傷モニタリングを明らかにすることである。超音波融着に用いた材料は,炭素繊維強化ポリフェニレンスルフィド(不織布-CF/PPS)または一方向炭素繊維強化ポリフェニレンスルフィド積層体(UD-CF/PPS)および単層カーボンナノチューブ(SWCNT),多層カーボンナノチューブ(MWCNT)およびPPS高分子から成るエネルギーディレクターであった。融着部を,単一重ね引張剪断試験,画像解析および走査電子顕微鏡を用いた顕微鏡観察により評価した。さらに,引張荷重下の融着部分の電気抵抗変化率(ΔR/R)を,健全性監視のために測定した。実験結果は,超音波振動時間とエネルギーディレクタにおけるCNTが,超音波融着挙動に著しく影響を及ぼすことを明らかにした。シングルラップ引張せん断強度試験と電気抵抗変化率の結果によると,CNTの添加により実際の引張せん断強度が増加し,センサー感度が向上することが示されている。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  *超音波溶接 ,  配向ベクトル ,  積層板 ,  監視 ,  カーボンナノチューブ ,  接着強さ ,  *センサ
準シソーラス用語： *炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  ダイレクタ ,  健全性モニタリング

分類 (2件)： 機械加工,仕上げ一般  (YH04111G) ,  計測機器一般  (AD02000X)

タイトルに関連する用語 (10件)： CNT ,  エネルギー ,  ダイレクタ ,  Cf ,  PPS ,  積層板 ,  超音波融着 ,  挙動 ,  健全性モニタリング ,  評価