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J-GLOBAL ID：202302253553118698   整理番号：23A0357982

タイラギの生殖巣発達の把握と採卵のための親貝養成

Understanding the reproductive cycle and rearing of pen shell Atrina pectinata for hatchery production

著者 (6件)： 松本才絵 (水産研究・教育機構 水技研 南勢庁舎) ,  淡路雅彦 (水産研究・教育機構 水技研 南勢庁舎) ,  小島大輔 (水産研究・教育機構 水技研 百島庁舎) ,  小島大輔 (水産研究・教育機構 水技研 宮古庁舎) ,  兼松正衛 (水産研究・教育機構 水技研 百島庁舎) ,  兼松正衛 (水産研究・教育機構 水技研 八重山庁舎)
資料名： 水産技術  (Journal of Fisheries Technology)
巻： 15  号： 2  ページ： 25-31  発行年： 2023年01月31日 
JST資料番号： L8256A  ISSN： 1883-2253  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 採卵に最適な親貝養成法を検討するため,タイラギを垂下飼育し生殖巣の発達過程を組織学的に観察して産卵期を把握した。生殖巣が発達し成熟期を示すようになった個体を給餌飼育して採卵に用いた。2014,2015年は垂下飼育後自然産卵を防ぐため水温を20°Cに設定して給餌飼育して7月に採卵した。2016,2017年は早期採卵を目指し,垂下飼育後それぞれ1ヶ月,2週間の給餌飼育を行い6月に採卵した。2017年に行った有鱗型と無鱗型タイラギの生殖巣の組織観察から,同じ海域で垂下飼育した場合,無鱗型の方が有鱗型より早めに産卵盛期になると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *二枚貝類 ,  *採卵 ,  *性成熟 ,  種苗管理 ,  産卵期 ,  養殖
準シソーラス用語： *Atrina pectinata ,  *タイラギ ,  親貝 ,  *生殖腺発達 ,  種苗生産 ,  垂下養殖

分類 (2件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  増養殖の技術  (FH04020Y)

引用文献 (11件)：

• 兼松正衛 (2016) タイラギの種苗量産化技術開発に成功. 豊かな海, 38, 3-7.
• Hashimoto K., Yamada K., Sekino M., Kobayashi M., Sasaki T., Fujinami Y., Yamamoto M., Choi K-S., Henmi Y., (2021). Population genetic structure of the pen shell Atrina pectinata sensu lato (Bivalvia: Pinnidae) throughout East Asia. Reg. Stud. Mar. Sci. 48, 102024.
• Liu J, Li Q, Kong L, Zheng X (2011). Cryptic diversity in the pen shell Atrina pectinata (Bivalvia: Pinnidae): high divergence and hybridization revealed by molecular and morphological data. Mol. Eco., 20, 4332-4345.
• 松本才絵・淡路雅彦・日向野純也・長谷川夏樹・山本敏博・柴田玲奈・秦 安史・櫻井 泉・宮脇 大・平井玲・程川和宏・羽生和弘・生嶋 登・内川純一・張 成年 (2014) 日本国内6地点におけるアサリの生殖周期. 日本水産学会誌, 80, 548-560.
• 小島大輔・前田 雪・井上俊介・兼松正衛・伊藤 篤・山崎英樹・淡路雅彦・橋本和正・西本篤史 (2022) 陸上養成期間の給餌量がタイラギの成熟,栄養状態,産卵,幼生サイズに及ぼす影響. 水産技術, 15, 7-15.

タイトルに関連する用語 (6件)： タイラギ ,  生殖巣 ,  発達 ,  把握 ,  採卵 ,  貝