抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第5世代移動通信(5G)の実用化が始まる一方で,第6世代移動通信(6G)の研究がなされている.そこでは,100~300GHzのサブテラヘルツ帯を利用した100Gbpsを超える超高速通信の実現が検討されている.このような高い周波数の電波は,見通し外の伝搬環境で大きな減衰を受けることになる.近年,伝搬路に位相制御可能な多数の反射素子を設置し,基地局から見通し外の端末に小さな減衰で伝送することを可能とするIntelligent Reflecting Surface(IRS)の研究が鋭意行われている.しかし,IRSの位相制御を効率的に行うには困難な問題がある.本稿では,サブテラヘルツ帯のマルチパスは極めて少なくスパースであることに基づき,IRSをビームフォーミングにより制御することを考察する.さらに,3次元空間で,この方式の特性の上界との比較を行い,数dB程度の劣化量で受信することができることを明らかにしている.(著者抄録)