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J-GLOBAL ID:202302276004352430   整理番号:23A3264578

リター堆積の有無によるシイ・カシ類が形成する外生菌根の量的・質的差異

Quantitative and qualitative differences of ectomycorrhiza formed by evergreen oak species in litter deposition
著者 (3件):
資料名:
巻: 16  ページ: 98-105(J-STAGE)  発行年: 2023年 
JST資料番号: U0112A  ISSN: 1883-261X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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常緑樹のシイ・カシは日本では造園木として広く使われている。落葉除去は伝統的な樹木管理の一環として行われており,樹木の成長や活力に対する悪影響が調査されてきた。シイ・カシの根は菌根菌と関連して外生菌根(ECM)を形成し,樹木の成長に重要な役割を果たすが,落葉除去が樹木の環境に及ぼす影響については殆ど研究されていない。本研究では,2つの常緑樹種の4つの外生菌根探索タイプに関連した根端の数と菌根形成速度に及ぼすリター除去の影響を調査した。結果は,スダジイとアラカシのリター除去区では,根とECM先端の量が少ないことを明らかにした。スダジイとアラカシの外生菌根探査型は主に接触型と近距離型で構成されていたが,他の探査型は管理の有無に拘わらず殆ど観察されなかった。長距離型と中距離型のECMが存在しないということは,栄養素と水は土壌中の細根のほぼ周囲からしか得られず,栄養源であるリターが除去されたことを意味する。これらの結果は,リター除去管理がECM根系に悪影響を及ぼし,リター除去処理によるシイ・カシの木の衰退を部分的に説明できることを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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建築環境一般 
引用文献 (36件):
  • 1) 大橋広好・門田裕一・邑田仁(2016):日本の野生植物 第3巻バラ科〜センダン科:平凡社,91-99
  • 2) 上原敬二(2014):人のつくった森:東京農大出版,15-25
  • 3) 今泉宣子(2013):明治神宮:株式会社新潮社,154-171
  • 4) 森林林地学会(2011):森のバランス:東海大学出版会,162-173
  • 5) 真田勝・大友玲子・真田悦子・塩崎正雄(1982):札幌市内における2・3の公園緑地土壌の理化学性:日本林學會北海道支部講演30(0), 196-198
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