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J-GLOBAL ID：202302284744216115   整理番号：23A0357981

静岡市駿河区沿岸に生育するアカモクの成熟に伴う粘質多糖およびフコキサンチン含有量の変化

Changes in mucilage polysaccharide and fucoxanthin contents with the maturation of Sargassum horneri growing along the coast of Suruga-ku, Shizuoka City

著者 (6件)： 二村和視 (静岡県水産・海洋技研) ,  山崎資之 (静岡県水産・海洋技研) ,  早川優 (東京農工大 大学院農学府) ,  高柳正夫 (東京農工大 大学院農学府) ,  小泉鏡子 (静岡県水産・海洋技研) ,  石原賢司 (水産研究・教育機構 水技研 横浜庁舎)
資料名： 水産技術  (Journal of Fisheries Technology)
巻： 15  号： 2  ページ： 21-24  発行年： 2023年01月31日 
JST資料番号： L8256A  ISSN： 1883-2253  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 静岡市南部に位置する駿河区石部および用宗地区の地先に設置された消波ブロック帯には,アカモクが多量に繁茂している。これらの食品原料としての利用価値を検討するため,各成熟時期の粗フコイダン,アルギン酸およびフコキサンチン含有量を測定した。アルギン酸含有量は成熟と共に減少し,粗フコイダン含有量は成熟に伴い増加した。特に生殖器床では,いずれの成熟段階でも高い値を示した。総フコキサンチン含有量は,成熟に伴って減少する傾向があった。以上から,同地区沿岸に産するアカモクは,粗フコイダン含有量が高く,またアルギン酸およびフコキサンチンも他の地域と同様に含まれていることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ホンダワラ科 ,  *ムコ多糖類 ,  静岡県 ,  アルギン酸 ,  成熟 ,  *食品成分 ,  カロチノイド
準シソーラス用語： *Sargassum horneri ,  *アカモク ,  フコイダン ,  *機能性成分 ,  生殖器床

分類 (2件)： 海藻類  (FJ13030N) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (1件)： フコキサンチン

引用文献 (20件)：

• 浅川明彦・大和田紘一・田中信彦 (1984) 英虞湾周辺における褐藻類数種(アラメ,アカモク,マメダワラ,カゴメノリ)の主要化学成分の季節変動. 養殖研報, 6, 65-69.
• 五十嵐輝夫・蔀 太郎 (1995) 松島湾でみられたアカモクの冬季成熟群. 宮城水セ研報, 14, 11-15.
• 池原宏二 (1987) 日本海沿岸における食用としてのホンダワラとアカモク. 藻類, 35, 233-234.
• 金沢和樹 (2012) 生体内で有効な機能を発揮する褐藻カロテノイドのフコキサンチン. 日本食品科学工学会誌, 59, 49-55.
• 金原昂平・米谷雅俊・芹澤(松山)和世・芹澤如比古 (2013) 駿河湾西岸,焼津市浜当目の海藻相とその近傍の温度環境. 山梨大学教育人間科学部紀要, 15, 263-272.

タイトルに関連する用語 (8件)： 静岡 ,  沿岸 ,  生育 ,  アカモク ,  成熟 ,  粘質多糖 ,  フコキサンチン ,  含有量