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J-GLOBAL ID：202402285547205677   整理番号：24A0462123

計量ソナーに用いるマサバのターゲットストレングスの計測と理論モデル解析

Measurements and Theoretical Model Simulation of Target Strength of Pacific Chub Mackerel for Use in a Quantitative Sonar

著者 (5件)： YAN Naizheng (北大 水産) ,  向井徹 (北大 水産) ,  長谷川浩平 (北大 水産) ,  飯田浩二 (北大 水産) ,  鶴田直剛 (北大 水産)
資料名： 海洋音響学会誌  (Journal of the Marine Acoustics Society of Japan)
巻： 50  号： 4  ページ： 107-122  発行年： 2023年10月01日 
JST資料番号： L1051A  ISSN： 0916-5835  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 定量的全方位ソナーを用いて海面付近の魚類の存在量を推定するには,魚類のターゲットストレングス(TS)が必要である。本研究では,ヨー角,ピッチ角,ソナー傾斜角を変化させてマサバのTSを測定した。また,魚類の水平TSを理解するために,回転楕円体モデル(PSM)を用いて理論的TSを推定した。結果は,理論的TSが角度に対する変動に関して測定したTSに非常に近いことを明らかになり,PSMが太平洋のマサバの適当なモデルであることを示した。測定および理論的予測は,ヨー角分布がマサバの水平TSの最も重要なパラメータであることを明らかにした。水平TSに及ぼすピッチ角とソナー傾斜角の影響は軽微であった。したがって,ソナー探査時に平均TSを正確に推定するためにヨー角分布を一様にすることが必要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ソナー ,  *マサバ ,  魚類 ,  回転楕円体 ,  角度 ,  傾斜角 ,  音波 ,  *ターゲットストレングス ,  ヨー角度 ,  ピッチ角度
準シソーラス用語： ヨー角 ,  ピッチ角

分類 (2件)： 水中音響応用  (BB03090U) ,  魚類  (FH02020K)

引用文献 (21件)：

• 湯 勇,古澤昌彦,青山 繁,樊 春明,西森 靖,′′全周型スキャニングソナーによる表層魚群の体積散乱強度の計測方法,′′日本水産学会誌,69(2),153-161(2003).
• Y. Tang, Y. Nishimori, and M. Furusawa, ′′The average three-dimensional target strength of fish by spheroid model for sonar surveys,′′ ICES J. Mar. Sci., 66, 1176-1183 (2009).
• 湯 勇,′′スキャニングソナーを用いた表層魚群の計量に関する研究,′′学位論文,東京水産大学,東京,2003.
• 飯田浩二,古澤昌彦,稲田博史,音響資源調査の新技術-計量ソナー研究の現状と展望(恒星社厚生閣,東京,2007),pp.108-119.
• J. Lilja, T. J. Marjomäki, R. Riikonen, J., and Jurvelius, ′′Side-aspect target strength of Atlantic salmon (Salmo salar), brown trout (Salmo trutta), whitefish (Coregonus lavaretus), and pike (Esox lucius),′′ Aquat. Living Resour., 13, 355-360 (2000).

タイトルに関連する用語 (7件)： 計量 ,  ソナー ,  マサバ ,  ターゲットストレングス ,  計測 ,  理論 ,  モデル解析