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J-GLOBAL ID:200903000833345856

高炉炉底状況の推定方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 杉信 興
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997077110
Publication number (International publication number):1998273708
Application date: Mar. 28, 1997
Publication date: Oct. 13, 1998
Summary:
【要約】【課題】高炉炉底の耐火物の残存厚さと内容物の層の厚さの正確な推定。【解決手段】高炉炉底の耐火物の残存厚さ及び耐火物内面に付着する内容物凝固層の残存厚さを、炉底温度の実測値を用いて伝熱計算によって推定する方法において、炉底構造をa)健全な耐火物の層、b)健全な耐火物以外の耐火物の層、c)凝固した銑鉄の層、d)固体と液体の共存している銑鉄の層、e)流れの速度がゼロの溶融銑鉄の層でモデル化し、各々の層に厚さと物性値を付与して、経過時間に依存する非定常の伝熱解析を実施し、実測値の炉底温度と計算値の炉底温度の差を評価関数として求まる前記各層の厚さを炉底状況の最終状態とする高炉炉底状況の推定方法。
Claim (excerpt):
高炉炉底の耐火物の損耗時期と残存厚さならびに耐火物内面に付着する内容物凝固層の生成・消滅時期と残存厚さを、高炉炉底に設置された温度センサーの実測値を用いて伝熱計算によって推定する方法において、以下の手順を特徴とする高炉炉底状況の推定方法:(A):高炉炉底構造の伝熱解析を行うため、炉底構造を以下のような5層、すなわち、(a)健全な耐火物の層、(b)健全な耐火物以外の耐火物の層、(c)凝固した銑鉄の層、(d)固体と液体の共存している銑鉄の層、(e)流れの速度がゼロの溶融銑鉄の層から構成されるモデルを作り、各々の層に厚さと物性値を付与する;(B):炉底耐火物内に設置された複数の温度センサーにより測定された炉底耐火物の温度の時系列データを実測値の炉底温度とする;(C):該モデルに、経過時間に依存する非定常の伝熱解析を実施する;(D):解析結果の温度の大きさによって、(A)の各層を、生成あるいは消滅させるが、その時、生成させる限界温度と消滅させる限界温度は同一値または異なる値とする;(E):(C)へ戻り、計算する所定の経過時間に達するまで(C),(D)を繰り返して、計算値として得られた温度分布のうち、(B)の実測値の炉底温度と同位置でかつ所定の経過時間までの計算結果の時系列の温度値を、計算値の炉底温度とする;(F):(B)による実測値の炉底温度と(E)による計算値の炉底温度の極小値及び極大値、並びに温度上昇率及び温度下降率、並びに温度上昇加速度及び温度下降加速度を所定の期間内で比較する;(G):(A)へ戻り、(F)での実測値の炉底温度と計算値の炉底温度との比較の差に従って、5種類の材質の層の厚さを変えて再び(C)以下の手順を、(F)による実測値の炉底温度と計算値の炉底温度の差が所定の値以下になるまで繰り返す;(H):(G)においての繰り返し計算が終了した時の(A)における5種類の各層の、零をも含む厚さが求める炉底状況の最終状態とする。
IPC (5):
C21B 7/24 306 ,  C21B 5/00 310 ,  C21B 7/06 301 ,  F27B 1/28 ,  G01K 1/14
FI (5):
C21B 7/24 306 ,  C21B 5/00 310 ,  C21B 7/06 301 ,  F27B 1/28 ,  G01K 1/14 J

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