Pat
J-GLOBAL ID:200903000966617603

製鉄ダストからの高品位還元鉄の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 椎名 彊
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996306020
Publication number (International publication number):1998147806
Application date: Nov. 18, 1996
Publication date: Jun. 02, 1998
Summary:
【要約】【課題】 製鉄所や精錬所から発生する種々のダストをリサイクルして再資源化を図る際の製鉄ダスト等を原料として還元鉄を製造する場合不純物が多く鉄含有量が低い。従って、この還元鉄の鉄含有量を高めるための高品位の還元鉄の製造方法を提供すること。【解決手段】 製鉄所等で発生するダスト類を配合するに当たり、還元処理によって低溶融開始温度のスラグが生成するように、予めダストの脈石成分を適度に調整した含炭ペレットを製造する。これを回転炉床タイプの焼成炉で焼成する際、ペレット粒内で炭材によって還元され凝集したメタリック鉄粒子を、同伴して生成する低融点スラグ部分から分離せしめるような還元温度と還元時間を設定して還元処理を行い、高品位還元鉄を製造する。
Claim (excerpt):
製鉄ダストから還元鉄を製造するに際して、複数種のダスト及び炭材で構成される混合物のCaO/SiO2 を1.4〜1.6とし、且つ混合物の炭素含有量を10〜20%に、予め内装せしめた原料から、含炭ペレットを製造し、これを回転炉床方式の焼成炉で1250〜1350°Cの温度で還元処理を行う過程で、ペレット内部で炭材で還元され、粒内物質移動によって凝集したメタリック鉄粒子が、ダストの脈石成分から生成したFeOを含む低融点のスラグ部分から、自然に分離する作用を利用してメタリック鉄粒子を抽出し高品位粒状還元鉄を製造することを特徴とする製鉄ダストからの高品位還元鉄の製造方法。

Return to Previous Page